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"でも、まっすぐと自分の道を進む耕作を私は好きになったの。
 だから自分の気持ちに正直に生きて。"

それを言わなきゃいけないのは俺の方だ。
出会った時から彼女のまっすぐ生きる姿に憧れている。
どんなツライことがあっても、壁に立ち向かって乗り越える彼女の強さに惹かれた。

だから、自分がトロントに行くことになったら、
俺は彼女にどうして欲しいのだろうか。

ついてきて欲しいと思う反面、彼女の夢や仕事を奪いたくないとも思う。


答えのない問題に藍沢は1人ため息を大きくつくと、脳外科に向かった。







「共同指令センターよりドクターヘリ要請です!
 かずさ七夕祭りで山車が横転し民家に突っ込みました。」


「まったく今日はよく呼ばれるわね。」

ICUで患者の様子を確認していたAは、急いで白石達のもとへ走り出した。


スタッフルームに行くとちょうど白石と緋山が出る所だった。

「あ!A先生、待機していて貰えますか?負傷者多数なので出動してもらうかもしれません。」
「了解」

白石達を見送って、藤川に事故の概要を聞く。

「お祭りでの事故?」
「ええ、山車が横転して民家に突っ込んだみたいで」
「お祭りってなると子供も沢山負傷してるかもね。
 とにかく、いつでも受け入れられる様に準備しよ!」
「はい!」

これじゃ今日も早く帰るのは無理かな〜。
藍沢との約束を思い出しながら、Aは小さく息を吐いた。

救命室で橘先生も合流し受け入れのための準備をし始めるとすぐに白石から増員要望の連絡が入る。

「橘先生を残して、A先生と藤川先生とフェロー3人現場に派遣してください。」
「了解!藤川、A頼む!」
「「はい!」」

「藤川、私あとから行くからフェロー2人頼んだ!」
「えっ?ちょっとA先生フェロー少ない方選んでないっすか!?」
「いいから、いいから!」

少し悪戯っぽく笑うA。

「私はあんた達の時に指導医として十分苦労したから、今は自由にやらして貰うの」
「さっき、俺達の方が100倍可愛いって言ったじゃないですか!」
「え〜そうだっけ〜。」
「ちょっとずるいっすよー」
「ほら、急いで藤川!!患者が死ぬよ!」

まだ少し納得してない藤川を無理矢理ヘリで送り出す。

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設定タグ:コード・ブルー , 藍沢耕作 , 山下智久   
作品ジャンル:恋愛
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beth1004(プロフ) - アオイさん» ありがとうございます!出来るだけ早くアップできたらと思います。 (2017年9月23日 10時) (レス) id: a452bc95bb (このIDを非表示/違反報告)
beth1004(プロフ) - うたプリ大好き?さん» ありがとうございます! (2017年9月23日 10時) (レス) id: a452bc95bb (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 面白かったです!続き楽しみにしてます! (2017年9月23日 1時) (レス) id: 3e7b98d3de (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 2話目楽しみです(笑) (2017年9月23日 0時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
beth1004(プロフ) - NATSUMIさん» ありがとうございます!もっと藍沢先生と彼女を絡めるよう頑張ります。 (2017年9月22日 10時) (レス) id: a452bc95bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りょう | 作成日時:2017年9月22日 0時

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