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「移します!1.2.3!」

2人の患者が同時に到着し、救命はさらに慌ただしくなる。
Aがチラッと熱傷患者の方を見ると、そちらに緋山がいることに気づいた。

「緋山来たみたいですね。」

Aが三井に呟くようにつげると、三井も緋山の方を振り返る。
どこか申し訳なさそうな表情にAは気がつくが、
自分が首を突っ込む問題ではないと思い、治療に集中する。



「なんか想像以上にやばいね、いまの救命」

遠くで呟いた緋山の言葉にAは心の中で賛同する。
自分のサポートが冴島で本当によかったと心から思う。

全員が慌ただしく動き回るなか、またもホットラインが鳴り出した。
本日4度目のドクターヘリ要請であった。

「三井、そっちは俺が変わる。行ってくれ!」

冴島もすぐさまに出動準備をし始める。

「白石こっちサポート入ってくれる?冴島が抜けちゃうから」
「はい!」

正直Aは少しでもフェローと関わりたくなく、すぐさま白石をこちらに呼ぶ。
指導医の立場である白石や藤川には申し訳ないが、
今日みたいに一段と忙しいときにフェローをかまっている暇はない。

「白石、瞳孔見せてくれる?」
「はい!」
「心拍再開したけど、瞳孔不同があるわね。」
「横峯さん、脳外にコンサル頼んで。その間にCT撮るから」

Aの言葉に白石はテキパキとフェローに指示を出す。
そんな姿を見ると、ほんとにこの子達は成長したなと改めて思う。
いまではすっかり頼れる存在になった。

これでもう1人救命に戻ってきたら、もっと楽なんだけどなぁと
Aは脳外科にいる後輩、そして自分の恋人でもある彼を思い浮かべる。

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設定タグ:コード・ブルー , 藍沢耕作 , 山下智久   
作品ジャンル:恋愛
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beth1004(プロフ) - アオイさん» ありがとうございます!出来るだけ早くアップできたらと思います。 (2017年9月23日 10時) (レス) id: a452bc95bb (このIDを非表示/違反報告)
beth1004(プロフ) - うたプリ大好き?さん» ありがとうございます! (2017年9月23日 10時) (レス) id: a452bc95bb (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 面白かったです!続き楽しみにしてます! (2017年9月23日 1時) (レス) id: 3e7b98d3de (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 2話目楽しみです(笑) (2017年9月23日 0時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
beth1004(プロフ) - NATSUMIさん» ありがとうございます!もっと藍沢先生と彼女を絡めるよう頑張ります。 (2017年9月22日 10時) (レス) id: a452bc95bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りょう | 作成日時:2017年9月22日 0時

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