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「ね、先輩」
「…何?」
「……先輩のこの後も、貰っていい?」
「エッ……えっと、それって」
「…俺は経験無いし、上手く出来るか分かんねぇけど…先輩さえ、嫌じゃなければ」
「…嫌…じゃないけど、本気?」
「なめてんの、俺のこと。冗談で言うわけないだろ。…いいんだよな」
「ま、待って、心の準備が…!」
「待たない。なんだよ心の準備って」
くしゃりと笑って、五条君は私を見た。目が、態度が、笑みが、私の事を好きだと語っていて、身体に熱が集まる。
慌てて私は、この後言えなくなるであろうことを伝えた。
「じゃあ余裕無くなる前に言わせて…好きだよ五条君」
「…ん、俺も。先輩が好き」
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───────1人で勝手に大騒ぎして、五条君にあっさり解決されてしまった、人生最大の困難。
私が君を振り回すように、君も私を揺れ動かす。
でもその関係性が、私は案外好きだったりするんだよ。
今はただ、私にベタ惚れな後輩に想いを込めて。
後輩が私にベタ惚れな件について [完]
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バンジ(プロフ) - 是非お願いします!楽しみにお待ちしております(*^^*) (10月1日 19時) (レス) id: 00dbf37f9a (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - バンジさん» また、夢主、五条悟の能力以外にも、変更する場合がございます。それでもよろしければ、ぜひ続編を書かせてください🙇 (9月28日 17時) (レス) id: 989ab1f730 (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - バンジさん» コメントありがとうございます!夢主の反転術式の有無と、五条悟が他人に反転術式を使えない設定を公式そのままにして、考えてくださった展開を続編に使用してもよろしいでしょうか? (9月28日 17時) (レス) id: 989ab1f730 (このIDを非表示/違反報告)
バンジ(プロフ) - という感じでどうでしょうか(笑)長文すみませんm(。>__<。)m (9月24日 23時) (レス) id: 00dbf37f9a (このIDを非表示/違反報告)
バンジ(プロフ) - に行けば、その分家の娘が五条悟に嫁ぐはずだった。だが、夢主が現れた事で目論みが大きく外れた為、夢主を敵視し大金を積んで伏黒パに依頼していた。それを知った五条がブチ切れ、裏切り者を炙り出す。夢主が静止するも止まらずその分家の家もろとも無下限で押し潰す。 (9月24日 23時) (レス) id: 00dbf37f9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:作者 | 作成日時:2023年9月20日 17時