後輩が私にベタ惚れな件について【五条悟】【呪術廻戦】

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「…せんぱ」



「あっ！それで！デートどうするの！？」



五条君の言葉を、わざと遮った。話題を楽しい事に方向転換させる。

少しムッとした顔の五条君も、私の質問に少し明るくなった。



「デート、は…食べ歩きしたりして、過ごしたい」



「いいね〜！美味しいもの食べよ！」



「あと、ちょうど祭りやってるみたいで」



「へぇ〜！」



「それも行こう…っていう風に、考えてる…だけ」



「つまり、お祭りデートだね！？浴衣着ようよ五条君！一緒に！」



ぎこちない五条君の慰めに、テンションを上げて相槌をうつ。浴衣の一言に喜ぶのが分かって面白い。

五条君は色々考えてくれてたようで、改めて、彼にデートの計画を丸投げしたのは正解だったと思う。



「昼は食べ歩きして、お祭り前に浴衣着て、夕方ぐらいからお祭りでも食べ歩き〜ってことだよね？」



「まぁ、そんな感じ」



「最高じゃん！考えてくれてありがとう」



五条家の坊ちゃんが、私なんかのためにここまでしてくれていること自体が、なんだか凄すぎてよく分かんない。
でもそれとは別に、五条君という可愛い後輩が、一生懸命計画を練ってくれていたことが、すごく嬉しい。

五条君のオフの日にデートと決めた直後、私はその日まで少しでも可愛くなろうと決意した。

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