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『…私、嫌われてんじゃないかなーって。そんだけ』



先輩にそんなことを言わせる先輩の妹が、正直羨ましかった。

というか、まさかそんなことを考えているとは思わなかった。だってあの先輩が、実の妹にどう思われてるか気にすることなんて、あると思わなかったから。

授業参観に来て分かったのは、妹に嫌われてなんかなく、先輩の杞憂に終わったけれど。


にしても遺伝子強いな。本当に先輩にそっくりで、あー妹も美人に育ちそうと思うぐらいには似ている。

授業中、先輩はずっと妹の背中を見ていた。目に焼き付けているようにも見えて、いかにもシスコンって感じ。
先輩が、妹にそこまでの感情を抱く理由がよく分かんない。嫌われるのを怖がるつったって、限度があるだろ。

不思議に思いながらも、受けたことの無い小学校の授業に少し耳を傾けていれば、時間はあっという間に過ぎ去ってしまった。

生徒達はこれから帰りの会とやらをしてから下校らしい。それぞれの親が、ランドセルに物を詰めていく子供に話しかけに行く。

先輩の背中を押してみれば、少し渋りながらも妹の席に行った。ついて行くと、分かりやすく笑顔になる妹。

「お姉ちゃん」と呼ばれた先輩は、愛おしそうに頭を撫でた。



「今日はお仕事なかったの?」



「うん、お手紙のおかげで来れたよ。ありがとう」



他愛のない会話をしながら、話題が「隣の男は誰なのか」というものになる。



「五条悟君、お姉ちゃんのお友達だよ」



「え、友達なの?俺」



「お姉ちゃんの友達…おっきいね」



「そだね〜」



「このお兄ちゃんは、あの変なおじさんの仲間?」



「…違うよ〜」



友達扱いされたことに突っ込むも無視された。

会話の中に『変なおじさん』とかいうよく分からない人間が登場して、俺は置いてきぼりになる。



「お姉ちゃんは、変なおじさんに、もういじめられてない?」



「うん、大丈夫。そっちには来てない?」



「大丈夫だよ」



どうやら、『変なおじさん』というのは先輩をいじめていた存在らしい。いじめる、という言葉が何を指すかはまだしも、多分よからぬことだろうなってのは察した。

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設定タグ:五条悟 , 呪術廻戦 , 高専時代
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バンジ(プロフ) - 是非お願いします!楽しみにお待ちしております(*^^*) (10月1日 19時) (レス) id: 00dbf37f9a (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - バンジさん» また、夢主、五条悟の能力以外にも、変更する場合がございます。それでもよろしければ、ぜひ続編を書かせてください🙇 (9月28日 17時) (レス) id: 989ab1f730 (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - バンジさん» コメントありがとうございます!夢主の反転術式の有無と、五条悟が他人に反転術式を使えない設定を公式そのままにして、考えてくださった展開を続編に使用してもよろしいでしょうか? (9月28日 17時) (レス) id: 989ab1f730 (このIDを非表示/違反報告)
バンジ(プロフ) - という感じでどうでしょうか(笑)長文すみませんm(。>__<。)m (9月24日 23時) (レス) id: 00dbf37f9a (このIDを非表示/違反報告)
バンジ(プロフ) - に行けば、その分家の娘が五条悟に嫁ぐはずだった。だが、夢主が現れた事で目論みが大きく外れた為、夢主を敵視し大金を積んで伏黒パに依頼していた。それを知った五条がブチ切れ、裏切り者を炙り出す。夢主が静止するも止まらずその分家の家もろとも無下限で押し潰す。 (9月24日 23時) (レス) id: 00dbf37f9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:作者 | 作成日時:2023年9月20日 17時

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