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ようやく履き終わった靴で、先輩のいる下駄箱の出口へと向かう。
｢……その前に、明日って晴れるんですかね。
最近、秋の長雨といいますか。天気悪いですけど｣
｢あ、それなら心配しないでいいと思うよ〜!｣
なんでそんな言いきれるんですか、と口にすると、｢まぁまぁ騙されたと思って外に出てご覧なさいよ｣と、背後に立ったbroooock先輩に軽く肩を押され、校舎の外へと半ば強制的に追い出される。
｢……!｣
思わず、その景観に息を飲んだ。
秋特有の朧気な雲が夕陽の沈んだ後の残照に照らされ、黄金色から茜色に染まっている、美しい夕焼けがそこには広がっていた。
吸い寄せられるように一歩、また一歩と進んでいると、後ろから声が投げかけられる。
｢……ね、夕日、めっちゃ綺麗じゃない?｣
｢はい。これなら明日も晴れそうですね｣
｢ふふ、でしょ〜? あ、そうだ、綺麗だしどうせなら写真撮っちゃおっかな〜｣
broooock先輩はズボンのポケットからスマホを取り出すと、空に構えてパシャパシャと写真を撮り始めた。
あぁ、そうだ。broooock先輩は美しいものに目がないんだっけ。
薔薇のガーデニングもしているというし、夜に浮かぶ星空が好きだとか、色々なことを聞いている。
なんだか掴みどころのない人だけど、そういう所を考えると結構なロマンチストなことが伺え知れる。
｢……ねぇAちゃん。こっち向いて〜?｣
再び背後から声がかけられ、振り向いた瞬間に響くシャッター音。
｢え、ちょっと、今の盗撮ですよ!｣思わず先輩の方にかけよれば、｢ごめんごめん、……綺麗だったからつい｣なんてまた小っ恥ずかしいことを口にする先輩に、わざとらしくはぁ、とため息をついた。
｢……先輩｣
｢ん? なに、……あっ｣
そしてガサゴソとスマホを取り出し、私もbroooock先輩をパシャリと一枚。
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べえ太(プロフ) - 如月レイアさん» ほぼ一年越しに返信すみません。更新するたびにコメントして下さってとても嬉しかったです！knさん妹夢主は自分でもちょっと気に入ってたり。沢山の感想ありがとうございます…！ (2022年8月16日 12時) (
レス) id: f5411ac524 (このIDを非表示/違反報告)
べえ太(プロフ) - 華月さん» ほぼ一年越しに返信すみません。無愛想を気に入っていただきありがとうございます！krさんのお話は本編にも載せようか迷いましたが裏話に憧れ（？）ていたもので…笑。特別感を感じていただけたら幸いです (2022年8月16日 11時) (レス) id: f5411ac524 (このIDを非表示/違反報告)
如月レイア(プロフ) - あ"ぁ"あ"smさんの甘めのお話有難い…好きですありがとうございます…毎回更新される度に叫び散らかす変態と化しているのですが良いのでしょうか…()石焼き芋食べたいですね…時間を買うってなんか好きな考えです…青春だ… (2021年11月14日 2時) (レス) @page25 id: 1b31d98c80 (このIDを非表示/違反報告)
如月レイア(プロフ) - #&→*∴✯✣✧✣⇕♯✧Д@;！！！！(声にならない叫び)最っ推し…！尊すぎる…！無理好き尊死するしんどいやばいしぬえ、待ってかわいいやばい(語彙力はまたも旅立った)すきですもうほんと好きですありがとうございます (2021年11月2日 13時) (レス) @page16 id: 1b31d98c80 (このIDを非表示/違反報告)
如月レイア(プロフ) - 先輩brさんかわいいっ…！写真撮ってる所めっちゃ好きですかわいい…(語彙力皆無)knさんライバル視してる妹夢主とかなにそれかわいいみたい… (2021年10月23日 1時) (レス) @page12 id: 1b31d98c80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べえ太 | 作成日時：2021年10月17日 17時
