BEST＋７＝JUMP

ケンカ３ ページ9

？side




ガンガン鳴り響く音響の中、メンバーが帰ってくるのを待つ




肌寒かったのでパーカーをしっかり羽織り、どかっとソファに座った



？「まったく、遅すぎなんだよ」




イライラが溜まっていく。待たされるのってこの世の中で一番嫌いなこと




「すみません！遅れました」




メンバーが中に入ってきて、ペコッと会釈をした




？「謝るくらいならさっさと、言いなさいよ！JUMPの事について」




「すみません…！えっと、その、」




？「何？」




「JUMPに関しての情報は残念ながら入手出来ませんでした」




？「はぁ？！」




ガンッとテーブルを蹴って、倒した





ここまで使えないメンバーなんて、思ってもみなかった。こんな奴いらないんだけど。




？「アンタは役に一切立たないわねっ！！バタフライから出てって！」




そう告げると、さっさと走って帰っていった




またソファに座り直して、足を組んだ




まったく、使えない奴ばっかりね




こんなんでJUMPに勝てるわけないわ




『死神』と『殺人鬼』がいるんだもの。
もっとちゃんとした人材を集めておくべきだった




「アゲハ総長！そろそろ9時です。行きましょう」




？「わかったわ」




ソファから立って、バタフライの先頭を歩く私。
井原アゲハ




絶対、倒してやるんだから。薮宏太…！！

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