*01 目が覚めると* ページ2
Aside
目が覚めると口には管。
周りからは規則正しい機械音。
光「A、わかる?」
声のする方を見ると
去年から担当になったひか先生がいた。
光「管、取ってあげるからね」
胸の音を聴いてからそう言った。
「ゴホッゴホッ……」
光「苦しかったね。ごめんごめん。
酸素付けようか」
管を外すとアラームが鳴って
酸素マスクを付けられた。
光「明日の朝、移動しようね」
「ん……」
入院になっちゃったのかな…(涙)
元々体調良くなかったけど
病院に来るのが怖くて朝、家で発作が出て
そこからの記憶がない。
光「…病院来づらかった?」
「えっ…」
光「やっぱり怖かった?」
「…っ…」
前の病院の先生が怖くて
今年、病院を変えた私。
今までの先生とは違って
ひか先生はすごく優しい。
でもやっぱり行くのは怖かった。
それが言いたいのに
言葉に出せなかった。
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山田光(プロフ) - ほのぼのさん» ありがとうございます! (2021年3月16日 21時) (レス) id: c02b1d255f (このIDを非表示/違反報告)
ほのぼの(プロフ) - 面白いです!!!!!!(*≧Δ≦)頑張ってください!!!!!! (2021年3月16日 21時) (レス) id: 4e8f02369b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山田光 | 作成日時:2021年1月1日 9時