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68話 ページ19
大貴side
A「ゴホッゴホッ……」
熱が落ち着いたかなって思ったら
吐き気が出てきた。
でも何も食べてないから
吐くものもなくて出るのは嗚咽だけ。
ちょっと苦しいけどあれやるか。
「A、すぐ戻ってくるから
ちょっと待ってて?」
A「ん…(涙)」
部屋から出てゴム手袋を取りに行く。
「A、あーん」
A「…っ」
…何されるか分かってるから
開けないよね(笑)
「ずっとおえってなってるの嫌でしょ?
ちょっと頑張るよ」
A「んんっ」
指を口に入れて無理矢理こじ開ける。
「ちょっと苦しいかも」
A「うっ……おえっ…(涙)」
指を突っ込んで無理矢理吐かせる。
やっぱり出るのは胃液だけだった。
「落ち着いた?」
A「んっ……(涙)」
「ごめんな。苦しかったよね」
そっと頭を撫でる。
A「いやだった…」
「嫌だった?ごめんごめん」
涙目でそう言った。
「口、ゆすいで寝んねしようか」
A「ん…」
口をゆすがせて寝かしつけた。
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作者名:山田光 | 作成日時:2020年12月23日 17時