平成跳病院小児科病棟【2】

吐き気 【72】 ページ23

Aside


気持ち悪い………。


涼介「大丈夫？」

大貴「気持ち悪い？」

「うっ……」

大貴「おっと……。

いいよ、全部吐いちゃおう？」


寝たまま吐いたからシーツが
汚れてしまった。


涼介「A、ごめんね。

あーんできる？」

「んん……」

大貴「あーんだよ？」


絶対嫌なことされる……。


大貴「よし、ちょっとごめんなー」


えっ…無理矢理開けさせられるの?!


「ゴホッゴホッ……やぁ……(泣)」


喉の奥に管みたいなのを入れられて
息もできなくて苦しい。


身体は先生に押さえられてて
動かすこともできない。


涼介「もう終わるからね」


はぁー。やっと終わった…。


大貴「お着替えしようか」

涼介「そうだね、

A、大ちゃんと処置室行って
お着替えしてきて？」


えっ…処置室!?


大貴「処置室嫌いなの？」

「嫌い……」

大貴「そっかー。

今日は痛いことしないよ？お着替え終わったら
また戻ってこよう？」

「んぅ……」

涼介「これ、新しいパジャマ。

着替え終わったらお昼寝しようね」

「うん……」

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