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9話 ページ10

涼介side

麻酔の注射を打つと握る力が強くなった。

涙を拭いてあげながら背中を摩る。

A「んんっ……(泣)」

大貴「痛い?」

A「んーん…(泣)」

グリグリされてるから変な感じなのかな?

大貴「よし、A。
ここから頑張るよ」

A「やぁ……(泣)」

『123』って声がかけられると
Aの泣き声が大きくなった。

大貴「ごめんごめん。
もう痛いことしないからね」

A「グスッ…(泣)」

止血をして、身体の向きを仰向けに。

蒸しタオルをつくってAの顔を
拭いてあげる。

A「んん…ひか……(泣)」

大貴「うんうん、光に来てもらおうな」

A「グスッ…んっ…(泣)」

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作者名:山田光 | 作成日時:2020年10月27日 14時

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