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3話 ページ4

涼介side

採血とか痛いことが苦手って聞いてた。

だけど我慢してるのか『嫌だ』って
言わなかった。

「我慢しないで泣いていいからね?」

A「…コクッ」

駆血帯で縛って刺すところを消毒。

「チクッてするよー」

A「いっ……(泣)」

針を刺すとやっぱり泣いちゃった。

「もうすぐ終わるからね」

必要な量、採り終えて止血。

「頑張ったね。偉い偉い」

頭を撫でてあげると少し照れたような顔。

検体を出しに行って部屋に戻る途中、

A「…大ちゃんは?」

「大ちゃん?プレイルームかな。
行ってみる?」

A「うん…」

さっき、プレイルームにいたの見かけたから
いるはず…。

大貴「A、おいで?」

A「うんっ」

プレイルームに行くとすぐに気付いて
こっちに来てくれた。

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作者名:山田光 | 作成日時:2020年10月27日 14時

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