虹色こども病院向日葵病棟 (ページ16)

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15話ページ16

Aside

光「そろそろトイレ行って寝る準備しようか」

「ん…」

トイレを済ませて寝る準備。

今日は、ひかと2人で同じベッドに寝る。

一緒に横になるとひかとの距離が一気に近くなった。

寝れるか不安だな、そう思ってると

光「眠れない？」

「んっ…」

ひかにはお見通しで、トン、トンって
お腹を優しく叩かれて気付くと
夜は明けてて時計は6時30分を指していた。

ひかと寝れたことは嬉しかったけど
やっぱり入院したことは夢であってほしい、
あの痛いことも夢だったら良かったのに。

そう思ったけど、現実だった。

光「ん？どうしたの？」

「…んーん」

光「そうだ。
昼間、お買い物あるからちょっとだけ
お出かけするね？」

「えっ…」

光「すぐ戻るから良い子に待っていられるかな？」

「んん…やだぁ…(泣)」

今日は、ひかは夜勤らしく、昼間は休み。

少しでも長くいたくて甘えたくて。

こんなの小さい子みたいって言われるかもしれないけど…寂しいし、不安なんだもん。

そんな私にひかは一瞬困った顔をしたけど
膝の上に乗せてぎゅっとしてくれた。