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36話 ページ37

雄也side

当直明けの朝。


昨日の消灯前に熱発してたAが
心配で病棟へ。


夜中、電話掛かってこなかったし
熱は上がってないと思うんだけど。


看護師さんに朝の様子を聞くと
すんなり起きて熱も微熱だ、と報告された。


部屋に行くと…


「A、おはよう。

朝ごはん中?」

A「うん」


とは言うけどあまり進んでない…(苦笑)


「無理して食べなくていいよ?」

A「うん…じゃあ残す」

「熱どうかな?」

A「んー…」


首元を触るとちょっと上がってるような…^^;


「もう1回測ってみようか」

A「…うん」


熱を再び測ってもらうと37.6℃まで上がっていた。


「寒くない?」

A「ちょっと寒い…」

「寒いか。上がるかもね。」

A「んぅ……」

「何かあったら言うんだよ?」

A「……うん」


頭を撫でて部屋から出た。

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作者名:山田光 | 作成日時:2022年6月20日 20時

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