24話 ページ25
Aside
いったぁ‼
腕が痛くて目を覚ました。
光「あ、起きた?
どうしたの?どこか痛い?」
「腕…」
光「こっちの腕?
あー、点滴漏れてるね」
げっ‼
「…点滴終わりにする」
光「えっ?(笑)
それはまだ厳しいかな〜^^;」
「えぇ〜…」
光「今から入れ直してあげるね^^
ちょっと待ってて」
うそぉ……。
入院してる間に入れてる針、
刺す時めっちゃ痛いから嫌いなんだけどー(泣)
逃げたい……逃げたら怒られるよね。
というかその前に部屋出たら誰かしらに見つかるか。
どうしようか考えた末、
布団の中に潜り込んで抵抗することにした。
.
光「あれ、Aー?
布団から出てきてー」
「いやぁ…」
光「嫌?
出てきてくれないと腕痛いままだよ?」
うっ…それは嫌。
ゆっくりと布団から出ると
光「偉いね。ちょっと頑張ろうね(撫」
そう言われた。
光「左でいい?」
「うん……」
小さい頃から何度も入院していて
採血とか点滴とか注射とか
数え切れない程やってきたけど
何年経っても怖い。
それにトラウマがあるし……。
でも、この病院に変えてからは
先生も看護師さんもみんな優しいし
例え泣いたとしても怒られることはなかった。
それは中学生になった今でも同じ。
光「腕温めてみようね」
「うん」
やっぱり針刺されるの怖い…(泣)
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作者名:山田光 | 作成日時:2022年6月20日 20時