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131話 ページ32
涼介side
「食べられない？」
A「うん……」
「これは？」
A「んん……(泣)」
「いらないかぁ」
治療が始まって1週間が経った。
今日は全く食べられないみたいで
朝食も手を付けなかった。
ゼリーでもヨーグルトでも
なんでもいいから食べてほしいのが本音。
だけど、食べたくないみたい。
「点滴増やすからね？」
A「えっ‼」
「だって、食べられないんでしょ？」
A「ぅん………」
「じゃあ、頑張ろう？」
A「……」
無言ですか…(苦笑)
「薬は飲んでね？」
A「んぅ……」
「ご飯は食べられなくても薬は飲もう？」
A「んん〜…」
「飲めない？」
A「…」
「水が嫌ならゼリーと一緒でいいよ？」
A「…ゼリー」
服薬ゼリーに薬を混ぜて飲ませてあげた。
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作者名：山田光
| 作成日時：2022年6月1日 22時
