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114話 ページ15

涼介side

お昼前になって病棟に行くとナースステーションに
Aの姿が。


何かあったのかな?


「A、どうしたの?」

看護師「明日からの治療嫌がってるんです…」


そういうことか(笑)


「A、先生とお話する?」

A「…っ…」

光「あれ?さっきお話するって言ってたよね?」

A「いやだ……」


えー…(笑)


嫌がられちゃった…。


多分、怒られるんじゃ…って不安に思ってるんだろうけど。


怒ったりはしないし、Aが何が嫌なのか、何が不安なのか…。


全部聞いて、解消して、『じゃあ治療頑張ろうね』
って言ってあげたい。


治療が嫌なことを我慢せずに話してくれたことは
きちんと認めてあげないと。


我慢して無理して頑張ってもらうよりも
勇気を出して『嫌だ』って言ってもらった方がいいからね。

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作者名:山田光 | 作成日時:2022年6月1日 22時

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