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92話 ページ43

Aside

涼介「A、今大丈夫?」

「…うん」


午後、部屋でのんびりしてると
先生が部屋に入ってきた。


何されるんだろう。


涼介「院内学級行ってみない?」

「…いんないがっきゅー?」

涼介「病院にずっといたら勉強遅れちゃうでしょ?

退院したときに他のみんなに追いつけるように
勉強するんだよ」

「ふーん……」

涼介「興味ない?」

「うん」

涼介「そっか(笑)

じゃあ見学だけでもどう?」

「うーん……」

涼介「すぐに答えなくていいよ。

考えといて?」

「うん」


院内学級、かぁ……。



行ってみたいけど怖いなぁ。


大貴「A、点滴変えるね」

「うん。

ねぇねぇ、院内学級って知ってる?」

大貴「院内学級?知ってるよ」

「院内学級ってどんなところ?」

大貴「学校みたいなところだよ。

病棟に学校の先生が来て勉強を教えてくれるんだよ」


学校みたいなところ……


大貴「行ってみたくなった?」

「先生優しい?」

大貴「優しいよ」

「じゃあ行く」


先生が優しいなら行ってもいいかな。

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作者名:山田光 | 作成日時:2022年4月8日 21時

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