向日葵病室2

72話 ページ23

宏太side

Aちゃんの診察をしようと思って
部屋に行くといなかった。


トイレかなって思ったけど中々戻って来なくて
とりあえずトイレに向かうと1つだけ
閉まっている個室が。


「Aちゃん、いる？」


A「ｸﾞｽｯ…(泣)」


えっ、泣いてる？


「怖くなっちゃったかな？痛いことしないからお部屋行こう？」

A「ｸﾞｽｯ…いやぁ(泣)」


…まさかの拒否ですか(苦笑)


「鍵開けるよ？」

A「えっ……(泣)」


実は外から鍵開けられるんだよね。


トイレのドアを開けて
Aちゃんを抱き上げる。


ちょっと熱上がってきたかな？


部屋に着いて熱を測ってもらった。


「37.6℃か。ちょっと高いね」


今日はそんなに熱無かったみたいなんだけど
少し動いたからかな？

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