平成大学附属JUMP総合病院11 (ページ14)

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慧side

光にはAが病院が
苦手なことも伝えた。

Aも、光なら
知ってる人で少しは
怖くないと思うんだけど

嫌いな病院に行くから
気持ちは沈んでいた。

「A、今日の夜は
どこか食べに行こうか」

A「んっ…うん…」

ご飯行こうって誘ってみたけど
元気は出ない。

やだなぁとか考えてるんだろうな。

「何食べたい？」

A「わかんない…(涙)」

「そっか…。
じゃあ考えておいて？」

A「うん…」

学校での話とかで
気を紛らすように
してみたけど…
あまり効果なし…？

病院に着いて

車から降りてくれるかな
って思ったけど
渋々降りてくれた。

うわ、表情暗っ(笑)

「A～、そんな顔してたら
光に心配されるよ？」

A「だって…」

「大丈夫。
ずっとお兄ちゃんいるから。ね？」

A「ん…」

頭を撫でて病院の中に入った。