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531話 ページ32
大貴side
ひかに頭を撫でられて笑ったのも束の間。
少し離れるとまた泣きだした。
ちょっとというか大分嫌がられてるのかなぁ^^;
お気に入りの談話室に来ても
全く泣き止む気配はない。
ぎゅっと抱きしめるとドキドキしていて
呼吸も速いのが伝わってきた。
「何して遊びたい？」
A「やぁ…(泣)」
「遊びたくない？」
A「んっ…(泣)」
「そっかぁ…じゃあ大ちゃんと何したい？」
A「…バイバイしたい…」
「えっ？バイバイ？
そんな寂しいこと言わないでよ(笑)」
A「んん〜……(泣)」
ギューッと抱きしめて背中をトントン。
しばらくは泣いていたけど
段々静かになって安心しきった顔で
眠っていた。
起こさないように立ち上がって
部屋のベッドに寝かせて
頭を撫でて部屋を出た。
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作者名：山田光
| 作成日時：2022年9月15日 23時
