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宏太side
Aが観察部屋に移って3日。
熱はまだ上がったり下がったりを
繰り返していて意識も戻らない。
今から、Aの熱を測りに
Aの部屋へ。
ピピピ
38.9℃
やっぱり上がってるか。
部屋を出ようとすると
Aの指が少し動いた。
「A?」
そう声を掛けると目を開けた。
「聞こえたらこっちの手
握って?」
手を握ると軽く握り返してくれた。
その様子をナースステーションで
見ていた大ちゃんも部屋に
入ってきてくれた。
大貴「A、それ苦しいでしょ?
取ってあげるからちょっと頑張ろう」
Aのことを軽く抑える。
Aは不安そうな顔。
大貴「ちょっと苦しいよ」
A「ゴホッゴホッ…オエッ...(涙)」
「酸素だけ着けよ?」
A「んーん、、(涙)」
大貴「外したら苦しいよ?」
A「……。」
酸素外しそうだなー(苦笑)
大貴「熱上がってるなら座薬
入れようか」
「うん。そうだね」
座薬を持ってAの部屋へ。
やる前から既に愚図ってた。
大貴「俺、抑えてるから
やっちゃっていいよ」
「了解」
大貴「A、先生とぎゅーしてよ?」
A「やだ!」
大貴「えぇ、、そんなこと言わないでよ〜」
そう言いながら固定してくれた大ちゃん。
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作者名:山田光 | 作成日時:2018年6月16日 20時