太陽と月〜in×ar〜

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白米に味噌汁。


焼き魚に納豆。





慧「・・・・・・うまっ」





母さんの作ってくれた朝ご飯を食べながら、俺は
ある人を待っていた。







最後の白米を一口食べ、お茶で流しこむ。









ピーンポーン・・・








来た！





待ち合わせ時間の7時30分から5分きっちりずれた時になるインターフォン。



5分遅れてくる人なんて、あの人しかいない。





慧「母さん、ごちそうさま。
行ってくるねっ」




カバンをつかんで、靴を履く。





「気をつけて行くのよー」


という母さんの声を遠くに聞きながら玄関を開けた。





慧「おはよ」





少し微笑みながら言うと、俺の何百倍もの笑顔と声で


大「おはよう！」


と返してくれる。





有岡 大貴




通称：大ちゃん




ちょっとおばかで、でも優しさと笑顔が取り柄の
ムードメーカー。







そして、俺の好きな人。



ううん。違う。


俺の恋人。


いつもと変わらない朝。


あ、1つ変わったといえば。


大「いのちゃん。手、繋ご」




登校中は手繋ぎデートっていうところかな！

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