太陽と月〜in×ar〜

4 Daiki.side ページ4

大「じゃあ、泊まる！」




慧「やった！」






少しはにかんだ顔で喜んだ彼。





そういえば、いのちゃんの家に最後に泊まったのっていつだったのかなー・・・・・・なんて、記憶をあさる。





・・・・・・いつだっけ？







慧「そろそろ切らなきゃなー・・・」





目の前に垂れてきた前髪を引っ張ってぽつりと呟いた。





大「いのちゃん、髪多すぎ」






前髪も襟足も長くて、もさっとしている。





いや、しすぎている。








大「もっと切ればイメチェンできるはずなんだけど
なぁー」






もさっとしてなければ、いのちゃんはかなりの美形。


男女問わずモテるはず。




俺の予想では。








だけど、




慧「俺は地味だからいーの」





なんて、本人にはモテる気がさらさらない。







・・・今度、絶対に美容院に連れてってやるっ





そんな変な闘争心を燃やしていると、あっという間に学校が見えた。





大「今日も勉強かー・・・・・・。

やだなー」

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