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貴「ふぁぁ…おはよう」
焚き火があるところへ歩いて行くと、ゴウセルが石に座ってボーっとしていた。
ゴウ「やぁ、おはようA。バンのコレクション説明に付き合えるなんてすごいな」
貴「え?面白かったけど…」
バン「Aは俺のコレクションを理解してくれる理解者だなぁ♪昨日の夜は楽しかったぜ〜」
後ろからAの首に手を回し、頭を肩に乗せ、バンが眠そうにいった
貴「あ、バン。昨日はありがとう。おかげでぐっすり眠れたよ。あと、少し…重い…」
バン「あ、また倒れちゃダメだよなぁ。キングが♪」
そう言うとバンはケラケラ笑いながらAから離れた
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数分すると、入り口の方から団長たちが帰ってきた
ディ「A〜!大丈夫?」
貴「うん!すっかり!ありがとう、皆」
メリ「あったりまえだろ!」
キング「犯人は捕まえられなかったけどね。外では一部の聖騎士の動きが怪しいらしいし…。これからオイラたちも気をつけないと」
洞窟の中の空気が少し重くなったところで、Aがあっ、と声をあげた
貴「皆の洋服を作らないと!外の動きが怪しいなら尚更!頑丈に作り直すね!」
Aは急いで針と糸を取り出し、それぞれの布を選び、ものすごいスピードで手を動かしていった
ディ「….早いね…」
キング「服を作ってるときとかは集中力が半端ないから話しかけてもあまり耳に入ってないんだ」
メリ「…と、いうことは…?胸触り放題!」
キング「団長!!」
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数十分してAは全員分の新しい服を作り終えた
貴「はいっ!皆、どうぞ!」
ディ「わーい!ありがとーA!」
メリ「よし!じゃあ、これ着たらまた出かけるぞ!」
団長たちはしばらく休んだ後、鎧を着て出かけていった
私はというと…
貴「あーあ…せっかくの綺麗な洞窟が…」
昨夜の出来事で少し壊れてしまった洞窟の中の掃除をしていた
大きめの袋に崩れ落ちた石をいれて外に引きずっていく
それを数回繰り返すと、だいぶ片付きスッキリしてきた
最後の袋を外に出した時、少し離れた物陰からこちらを見ている少年を見つけた
貴「?誰かな…迷子?」
Aはその少年のもとへ足を進めた
貴「大丈夫?どうしたのこんなところで…あ、」
間近で見るその少年はAを慕っていた懐かしい少年だった
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トロンボリ - すごくいいです! 一瞬でお気に入りでした! (2015年6月9日 19時) (レス) id: 20413c34ea (このIDを非表示/違反報告)
有栖院 御枝(プロフ) - 凄くいい作品ですね!すぐお気に入りに登録してしまいました!応援しています。頑張ってください (2015年3月13日 12時) (レス) id: f0369a22dc (このIDを非表示/違反報告)
アストル(プロフ) - すかぁれっとさん» ありがとうございます!頑張りますね! (2015年2月10日 22時) (レス) id: debaada4f5 (このIDを非表示/違反報告)
アストル(プロフ) - あんみさん» 隠された力…魔神ですね!コメントありがとうございます!ドキドキものを書くのは私の目標でもあるので、これからも頑張ります! (2015年2月10日 22時) (レス) id: debaada4f5 (このIDを非表示/違反報告)
アストル(プロフ) - 瀬結さん» キング可愛く書けてますか!?よかった…!そういってもらえると安心します!更新、頑張りますね! (2015年2月10日 22時) (レス) id: debaada4f5 (このIDを非表示/違反報告)
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