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エリ「A…無事でよかったです!」
貴「だ、大丈夫だよ?そんな簡単にやられたりはしないから…多分…」
ディ「僕はエリザベスの服を着て来たんだけど、エリザベスは丁度良い大きさの服がなくて…。だからA!後で洋服を作ってくれない?」
貴「分かった、任せて!」
エリ「ありがとうございます!」
少しエリザベスと話したところで、ディアンヌはエリザベスを隠すようにしてコートを羽織った。
ディ「でね、A。本題はこれからなんだけど…」
貴「うん?」
ディ「あの審判の人に、僕たちは双子って設定で説明してきたよ!」
えへへ!と笑うディアンヌ
貴「…ん?」
Aは本日二回目となるフリーズ状態に陥っていた
貴「えっ?ちょっと待って…。なんでそうなったの?」
ディ「だって、僕もこの大きさで戦ってみたかったし、Aの戦いも見たかったから!」
貴「双子って設定にしなくても良かったんじゃ…」
ディ「審判の人、僕たちのどちらかに降りてもらう気みたいだったんだよ〜だから、二人で一組っていう設定にしたの!」
貴「…それで、審判の人はなんて?」
ディ「身長もほとんど同じだし、信じてくれた!」
貴「身長だけで!?」
なんてちょろいんだ審判の人…
貴「分かった…。なら、私とディアンヌで交代で試合に出るってこと、だよね」
ディ「そうそう!僕は最初に戦うね!」
貴「了解!」
話が一段落ついたところで、Aは部屋に戻ろうとする
それをディアンヌが止めた
ディ「A!あのね…僕のことはまだ皆には言わないで!」
貴「もしかして、団長を驚かせたいから…とか?」
ディ「へへっ、当たり!よくわかったね!」
貴「そりゃ分かるよ〜!何年ディアンヌと付き合ってると思ってるの〜」
ディ「でも、Aは自分の気持ちには鈍いんだよね」
貴「えっ?」
なんのことだろう、とディアンヌを見る
ディ「キングの好きな人はね、僕じゃないよ」
微笑みながら、口に人差し指を当ててディアンヌは言う
そして帽子を被って部屋に入っていった
貴「…ディアンヌじゃない…?」
じゃあ誰だろう…
いや、その前になんでディアンヌは突然こんな話を?
貴「んー…」
この意味がわからないから私はさっき鈍いと言われたのだろうか?
ぐるぐると疑問が渦巻く
心の何処かで小さく喜んでいる自分がいることにAは少し気づいていた
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トロンボリ - すごくいいです! 一瞬でお気に入りでした! (2015年6月9日 19時) (レス) id: 20413c34ea (このIDを非表示/違反報告)
有栖院 御枝(プロフ) - 凄くいい作品ですね!すぐお気に入りに登録してしまいました!応援しています。頑張ってください (2015年3月13日 12時) (レス) id: f0369a22dc (このIDを非表示/違反報告)
アストル(プロフ) - すかぁれっとさん» ありがとうございます!頑張りますね! (2015年2月10日 22時) (レス) id: debaada4f5 (このIDを非表示/違反報告)
アストル(プロフ) - あんみさん» 隠された力…魔神ですね!コメントありがとうございます!ドキドキものを書くのは私の目標でもあるので、これからも頑張ります! (2015年2月10日 22時) (レス) id: debaada4f5 (このIDを非表示/違反報告)
アストル(プロフ) - 瀬結さん» キング可愛く書けてますか!?よかった…!そういってもらえると安心します!更新、頑張りますね! (2015年2月10日 22時) (レス) id: debaada4f5 (このIDを非表示/違反報告)
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