【七つの大罪】裏で支える服飾人

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バン「あいつの服、ボロボロだったなぁ〜」



貴「ずっと着てくれてたみたいだね。新しい服もあげたし、しばらくは大丈夫だと思う…。あ、皆は大丈夫だった？」



キング「おかげで。新しい服は違うね」



バン「A〜、酒飲もうぜ、酒〜」



キングと話しているとまたバンが乗りかかってきた。



ホント、お酒に弱いのによく飲むんだから…



貴「お、重いから…退いて…」



パタパタと手を動かしているとディアンヌが私を肩に乗せて、バンから遠ざけてくれた



ディ「Aが困ってるでしょ！」



バン「なんだよ〜ラベルコレクション見たからには酒を一緒に飲むのが一番だぜ〜♪」



メリ「Aはエール苦手なんだっけ？」



貴「ん〜…少し…」



キング「はいA！今日美味しそうな果物見つけたんだ！あげるよ！」



キングがふわふわ浮いて、私の手に色鮮やかな果物を置いてくれた



貴「ありがとうキング！」



Aがニコリと笑ってみせるとキングは顔を真っ赤にしてクッションに顔をうずめる



もはや、日常茶飯事となってきた流れだ



ディ「Aが来てから、皆、楽しそうに笑うようになったんだよ。僕も楽しいし！」



ゴウ「A、俺からもお土産。新しい服の着心地は最高だ。ありがとう」



ゴウセルも美味しそうな果物をくれた



貴「ありがとう、ゴウセル！」







・




・






数ヶ月後


貴「え？町外れの古城に？」



メリ「そ。何の用かはわかんねぇけどな」



バン「お偉いさんから大事な話があるんだろ〜？」



ディ「あ！こないだ倒したトロルクイーンの件で特別報酬をくれるとか」



マーリン「ならきっと小言ね。それを倒すついでにドルイドの大祭壇を壊しちゃったでしょう」



…皆、楽しそうに話している



しかし、私には何のことかさっぱり分からない



貴「(少し、寂しい…)」



私の魔力で皆があまり怪我をしなくなったのは嬉しい。結果が目に見えるから。



でも…



メリ「ま、なんでもいーや。小言が終わったら祭りに行こーぜ。Aはどうする？」



貴「私は、呼ばれていないから…。ここで待ってるね」



Aは寂しそうな顔で笑顔を作った

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