Save４４ ページ45
ブシュッ…
貴「え…？」
その突如、その人形から血が吹き出した
赤い、鮮血が。
貴「な、なんで…！？」
ボトリ、と刃物をその場に落とす。
A自身もその場に座り込んだ
母「リアルさを体験するために血のりが出る仕掛けなのよ。どうしたのA。そんなに息を荒くして」
座り込むAを冷たい目で見下ろす母。
その目は仕事をこなす時の容赦ない目だった。
貴「か、母さん…なんで、ここまでして、私も裏仕事をしなきゃいけないの…？私は表仕事、母さんが裏仕事でいいんじゃ…」
その言葉を聞いたAの母は口元に笑みを浮かべて言った。
母「そんなの、決まってるじゃないの。効率良く仕事をして、稼ぐためよ」
貴「！」
母さんは…私のことを、道具としか思っていない…！！
金を効率よく稼げるための、良い道具…！
Aの心の片隅にあった母への大好きな気持ちが勢いよく崩れていった。
母のためだと思って、母に褒めてもらいたくて、今までずっと鍛錬に耐えてきたA。
しかし、それも今日で終わりだ。
貴「…っ！」
母「A？A！どこに行くの！戻ってきなさい！」
母の言葉を無視してAは自分の部屋へと走った。
母「はぁ…。明日は実際に仕事をしてもらうわよ！！」
Aに向かって母は大声で聞こえるように叫んだ。
✳
✳
次の日、私は半ば強制的に部屋から出され、仕事の内容について説明されていた。
母「A？聞いてるの？」
貴「！は、はい…」
母「昨日は血が出てきたから驚いて部屋に戻っちゃったのね。でも斬った後にすぐ後退すれば返り血はつかないから大丈夫よ」
違う。私が部屋に戻った理由は…
貴「…母さん。私、無理…、この仕事はこなせない…」
母「じゃあ、よろしくね。場所はここよ」
母は聞こえないふりをしているのか、Aの言葉を無視して場所の地図を渡した。
貴「(私が好きな母さんは、もっと優しかった…)」
Aは目に涙を溜めて、家を出た。
その後、その場所に着いたわけだが…
貴「…」
そこに居たのは６才くらいの女の子だった
気持ち良さそうにスヤスヤと寝ている。
少女の目の前に立ったA。
貴「…っ！やっぱり、無理だよ…！」
振り上げた刃物をゆっくり下ろして、Aは外に出た。
突然降ってきた雨が、Aの体を濡らした。
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葉桜ノ咲 - シロォォォォォォォォォ!! (2016年9月25日 21時) (
レス) id: 8346ebd752 (このIDを非表示/違反報告)
キンプリloveアイカ！ - 面白いですね〜！ (2015年6月13日 21時) (レス) id: c5d62240b1 (このIDを非表示/違反報告)
アストル(プロフ) - 黒瀬優希さん» ですよね！もう、ずっと話してても飽きなさそうです！あ、了解しました！ (2014年11月2日 16時) (レス) id: debaada4f5 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優希(プロフ) - アストルさん» わかります！占いツクールの友達がリア友だったらな〜って思うことがよくありますw(落ちます！ (2014年11月1日 23時) (レス) id: 4cf6869eaa (このIDを非表示/違反報告)
アストル(プロフ) - 黒瀬優希さん» 唯一話せる場所ですからね！笑 近くにここで出会ったような方の友達が居たらもっと楽しいだろうけどですねww (2014年11月1日 23時) (レス) id: debaada4f5 (このIDを非表示/違反報告)
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