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そろり、そろりと人に会わないように足を進める
あと数日を過ごすために、どこか良い隠れ場所がないか探している最中だ。
貴「…ふぅ。中々、良い場所は見つからないなぁ」
ふと上空を見上げると、木々の間をものすごいスピードで何かが飛んでいった
貴「…なんだろう」
気になる…
そう思ったAは自分のプレートをしっかり懐に入れて、木に登った
そして、目の前にある木の配置を確認してから足を一歩前に踏み出した
ビュン…ッ
その一歩を始めにAはどんどん木々を渡って行く
Aの神経は目の前の木と、上空を飛んでいる何かにしぼられていた
少し進んで木が少ない開けた場所が見えてきた
最後の木の幹に足をかけると、Aは思いっきり上に飛んだ
パシッ
貴「…っと!」
そして上空を飛んでいた何かを受け止めた
貴「なにこれ…プレート…?」
地面に着地したAは手に取ったプレートを見た
番号は199。
まさか飛んでいるものがプレートだとは知らず。
貴「え…どうしようこれ…」
悩んだ末、もう一度投げようかと腕を振りかざした時、
「ちょ、ちょっと待ってくれ!」
後ろから声をかけられた
貴「はっ、はい!?」
「あ、びっくりさせてすまん!その…お前が手に持ってるプレート、要らないんなら俺にくれないか!?」
悪い人ではないと声と喋り方で感じ取ったAは後ろを振り返る
そこには、忍の格好をした男がいた
貴「(…忍…?日本の人かな)」
Aが持っているプレートを見てあたふたしている。
どうやら、よっぽどこのプレートが欲しいらしい
貴「いいですよ。私には必要ないものなので…」
男の手にプレートを置くと、男はプレートの番号をものすごい形相で見た
「199…!よっしゃぁ!よかったぁぁ!」
貴「(ビクッ」
突然の大声にAは肩を揺らす
男はAの手を取って、ありがとな!ありがとな!と言った。
貴「い、いえ…お役に立てて良かったです…」
ハンゾー「俺はハンゾー。日本出身だ!」
貴「!(やっぱり…)」
ハンゾーはゴソゴソを懐から名刺を取り出してAに渡した。
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葉桜ノ咲 - シロォォォォォォォォォ!! (2016年9月25日 21時) (レス) id: 8346ebd752 (このIDを非表示/違反報告)
キンプリloveアイカ! - 面白いですね〜! (2015年6月13日 21時) (レス) id: c5d62240b1 (このIDを非表示/違反報告)
アストル(プロフ) - 黒瀬優希さん» ですよね!もう、ずっと話してても飽きなさそうです!あ、了解しました! (2014年11月2日 16時) (レス) id: debaada4f5 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優希(プロフ) - アストルさん» わかります!占いツクールの友達がリア友だったらな〜って思うことがよくありますw(落ちます! (2014年11月1日 23時) (レス) id: 4cf6869eaa (このIDを非表示/違反報告)
アストル(プロフ) - 黒瀬優希さん» 唯一話せる場所ですからね!笑 近くにここで出会ったような方の友達が居たらもっと楽しいだろうけどですねww (2014年11月1日 23時) (レス) id: debaada4f5 (このIDを非表示/違反報告)
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