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続き ページ9

「ごめ「謝らないで」

言葉を遮ったことに驚いたが
弟者の優しい目を見て少し落ち着いた。

「こっちが、だよ。
おついちさんごめんね。俺、おついちさんが
傷付いてた時に出会えて、
すごい嬉しいって思っちゃってたんだ。
初めて会ったとき、一目惚れして…。
俺のこと頼ってくれるなら、何でも良いと思ってて…。
ごめん、ほんとに、ごめん」

大粒の涙がシーツに染みを作る
名前を呼ぶ隙すら与えず弟者は震えた声で強く言った

「俺のこと…好きじゃないんだよね、おついちさんは。
気づいてたよ。…こんな話聞いたら嫌いになっちゃうよね…」

弟者がゆっくりと近づき、僕の頬を撫でる。
気付いたら、僕も泣いていた。

「ち、ちがう…」

弟者君の優しさに漬け込んでたのは、僕だった。

「ご、ごめんね、弟者、君…ごめんね…
弟者君に酷いことしてたの…僕の方だよ…
ほんとは、大好きだし離れたくない…っ…弟者は…?」

泣いたまま顔を上げると

視界が濡れてぼやけるが、それでも
弟者が笑い掛けてくれているのが分かった

「大好きだよ…今までもこれからも…
おついちさんのこと、愛してる!」

どこかで祝福の鐘が鳴ったかのように、
日が差し込んでくる。

足りないくらい背中に腕を回して、それから口付けして。




終わりがない幸せを、

絶対に、一生離さない。

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amairo(プロフ) - ベルギーチョコさん» 教えていただき、有難うございます。修正致しました。 (2022年3月31日 17時) (レス) id: dc661c30a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:amairo | 作成日時:2022年2月18日 19時

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