62.「誰?」 ページ16
<カノンside>
また、急にAは考えながら私たちと移動をしている。
今回は、よほど考えが複雑なのか私が何度かAに話しかけたりしたが、答えてはくれなかった。
そんな中、魔物が出てくる。
カノン「浮遊魚?」
けど…すこし、赤い。
エメット「Lv4だ。」
魔界にはLv1〜Lv5まである。
そう考えると…。
この魔物は強い…。
Aは…。
魔物がいることに気付いていない。
そんなAに気づいたのか浮遊魚はA向かって突進する。
クレイたちもまさかAが刀を構えないと思っていなかったのか動きが鈍くなっていた。
カノン「Aっ!!」
私が叫ぶとAが反応して動き出すときには遅かった。
凄い勢いでAは壁に当たり、動かなかった。
皆は、何も言うことができないようで浮遊魚とAがぶつかっていった方を見る。
私は4人の中でも一番Aの近くにいて…。
カノン(わ…笑ってる…?)
Aが笑っている。
そのまま、ゆっくり起き上がり刀を振るった。
A「『斬撃』」
Aの攻撃は静かで…そして滑らかで…。
思わず見とれてしまうぐらいだった。
Aの攻撃が浮遊魚に当たり、宙に上がる。
それと共にAは、動き出し宙に上がる浮遊魚を地面へと叩き付けた。
ものすごい力が加わっていたのか、浮遊魚は砕け散りAの刀はひびが入っていた。
そんなAを唖然としてみる私たち。
私はAになんて声をかけていいかわからなかった。
私の目の前にいるAであってAではないこの魔物は誰なのだろうか…。
Aは…あれ?Aって魔界最強で…私の使い魔で…料理が上手で。
?
私ってAのことあまり知らない?
Aの昔の話とか聞いたことないし…。
そんなことを考えているとAは動きを止め、私たちの方を見たかと思うとその場に倒れこんだ。
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ナルス(プロフ) - ひなたさん» ありがとうございます!! (2018年2月4日 2時) (レス) id: 0c168f8630 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き楽しみにしてます!これからも頑張って下さい!! (2018年2月3日 2時) (レス) id: 0b9483743a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナルス | 作成日時:2018年1月22日 19時