49.｢遠征｣中半 ページ2
A「…クレイ……。」
クレイ「…Aって背が高いから見つけやすいけどお腹に突進しちゃだめだね。」
「腹筋が硬くて、私が痛いんだけど…。」と、まるで俺が悪いような口調で言う。
そんなクレイは未だ俺に抱き着いているわけで…。
A「…。」
無言でクレイを引きはがしこちらを微笑ましそうに見ているカノンの斜め後ろに移動する。
引きはがされたクレイは何とも言えない顔をしていたが、気にしないことにする。
A「…。ところでカノン。パーティーはどうするんだ？」
カノン「ん―…私はクレイと組むことができればいいんだよね…」
そんなことをカノンと話していると…
？「やぁ!!また会ったね!やっぱり君たちと僕は運命で結ばれているんだよ!!」
2日前ほど前に聞いたことがあるような声が俺たち(主にカノンとクレイ)の耳に届いた。
声が聞こえた方を向くと、そこには多くの女に囲まれ片方の頬は湿布を張っている姿…。
A「…。(アイツか…)」
クレイ「…。えーと…。どなたでしたっけ？ヘルメットさん…でしたっけ？」
クレイがわざとらしく言う。
…。
ヘルメット…。
クレイの言葉に思わず顔を背け、口を手で押さえる。
エメット「!!ヘルメットじゃない、僕はエメット!!」
頬を膨らませあざとく起こるヘルメッｔ…エメット。
女がやればまだいいものを顔がいいからと男がやっていいものではない。
クレイとカノンもどう反応していいのかわかっていないような表情をしている。
A「…。」
エメット「あっ…お前！あの時はよくも美しい僕の顔を殴ってくれたな!!」
エメットは、俺に人差し指を突き付け言う。
すると、エメットの近くにいる女(取り巻き)が…
女「えー！エメット昨日からついてこの子湿布ってアイツに叩かれた怪我なの！？」
「でも、頬に湿布がついててもエメットはかっこいいよ！」という。
そんな女たちに微笑みながら、お礼を言うエメット…。
なんなんだ…。
この状況…。
そこでふと、エメットの取り巻きの女の一人が言った。
女「あれ？あの子って…“落ちこぼれ”の子じゃない…？確か最近人型の使い魔を出したって言ってた子…」
その女の言葉を聞き反応するのが2人。
カノンとエメットだ。
エメット「へぇー…君が…。」
エメットの雰囲気がいきなり変わった。
カノン「…。」
そのことに気付いたのか、カノンが身構える。
クレイはエメットを睨むように見ている。
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ナルス(プロフ) - ひなたさん» ありがとうございます！！ (2018年2月4日 2時) (
レス) id: 0c168f8630 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き楽しみにしてます！これからも頑張って下さい！！ (2018年2月3日 2時) (レス) id: 0b9483743a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナルス | 作成日時：2018年1月22日 19時
