魔界最強の俺はどうやら人間界最低ランクの女の使い魔に選ばれたらしい。【男主】 (ページ49)

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47.｢休み2日目｣後半ページ49

A「…。」

スプーンでオムライスらしき物体を一口サイズにとり、恐る恐る口に入れた。
…。
A「ぐッ!!」

咄嗟に口元を手で押さえる。

A(ま、まじい…。食べれるものが入っているはずなのに…)

卵らしきものは何故か知らないがゴムのように固い。
中に入っている米…炊くときに水を入れすぎたのか柔らかすぎて…もはやお粥になっている。
そして味…。これが一番ひどい。
触感だけならまだしも…苦みと辛み…甘未が混ざっていて言葉にできないほどひどい。

カノン「どう！？」

A「はっきり言うぞ…。まずい。」

クレイ「えぇー…」

「頑張って作ったのにぃ―」と少し膨れながらクレイは言う。
フォローなんて無理だ…。
こんなの遠征中ずっと作られたらカノンたちと同じパーティーになったやつらは地獄を見るだろう。

A「…。カノン。クレイ。料理は俺に任せろ…。」

クレイ「え！？Aって料理できるの？」

A「少なくともお前らよりできる。」

・
・
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クレイ・カノン「おおー!!!」

クレイとカノンの目の前には俺が作ったオムライスがのっている。
目を見開いて覗き込んでくる2人を落ち着かせスプーンを差し出す。

A「ん…。」

俺が差し出したスプーンをクレイとカノンは受け取り、さらに乗ったオムライスを掬って口に入れた。

クレイ「うわー…卵プルプルしてるー!!」

カノン「!!お、おいしい…。」

どうやら2人の舌にあったらしい。
そんな感じで休みの2日間は終わった。