桜色の男の子2

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朝餉を食べ終え
内番も出軍も無しのため


することも無く縁側でボーッとしていると





秋田「Aさん！」

乱「暇でしょ？」

厚「俺たちと」

信濃「焼き芋食べませんか？」





なんとも魅力的なお誘いを受ける





『え〜！食べる食べる！』





焼き芋と聞いて
またグゥ〜っとお腹が鳴る



そういえば蜜璃ちゃんが美味しそうに
焼き芋を食べているのを見たことがある



あれを、食べれるのか






『僕は何を用意すれば良いかな？』


厚「必要なのは落ち葉とさつまいも
後は火と火消しだな」



『なるほど・・・じゃあ五人いることだし
三手に別れよう！

乱ちゃんと秋田ちゃんはさつまいもを
厨房から取ってきて！

信濃ちゃんと厚ちゃんは落ち葉！

僕は火消しとマッチを主ちゃんから
借りてくるよ』


「「「はーい！」」」





そう言って四人はその場から
楽しそうに話しながら散っていく




(よし、火消しは水で良いかな
相談してみよう)





冷たい廊下を歩き
主ちゃんの部屋へと向かう






『主ちゃん、ちょっと良い？』


審神者「どうしたのー？」



襖を開ければ
大量紙とにらめっこしている主ちゃんと
長谷部ちゃんが目に入る




『えっとね、焼き芋するから
マッチと火消しが欲しくて

火消しは水で良いかな？』




審神者「あー、ちょっと待ってね」




紙だらけの床を歩き、引き出しを開けると
マッチの箱とバケツを取り出す




審神者「はい、これで火をつけるんだよ
バケツにはちゃんと水を入れること


それでも火が消えなかったら・・・
はい、これ」




そう言って座布団を渡してくる





審神者「上から叩けば消えるから！
楽しんでね」



『ありがとう！』





物を落とさない様、細心の注意を払い持ち
その場を後にした

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