お話しよう、危険から逃れる為に。 ページ10
「そう言えば…お兄様、会議には出ねーの?」
きょとんと不思議そうに首を傾げつつもそう聞いたプロイセン。確かに、ロマーノさんは南イタリアで言ってしまえば彼もまたイタリア。だからてっきり会議に出ているかと思っていたのだが、どうやらここに居るという事は参加していない様である。
「俺は別に出なくても良いんだよ、……というかついてけねぇし…」
「嗚呼、あの三人仲良しだもんなぁ、俺もついていけない時あるしよ。可哀想なお兄様、俺が話し相手になってやるぜ!」
「お前よりベッラとが良い」
「ベルリンに触れたらお兄様でも容赦はしねぇからな」
「ガード固すぎだろ…」
「さぁ何のことだか」
はぁ、と諦めた様に溜息を吐くロマーノさんにプロイセンは笑いながらそう言葉を返す。けれどもね、プロイセン。目が全くもって笑ってないですよ貴方。寧ろロマーノさんに恐怖を与えているのでは。
と、ふと突然着いてこいと手招きしてはすたすたと何処かへ歩き出すロマーノさん。どうやら話を共にしてくれる様子である。これは嬉しい。何せプロイセンと二人きりにならずして済むのだから。二人きりだとまた何が起こるか分からないし、御言葉に甘えて着いていくことにした。プロイセンも私の後を追って来て、そこそこ長い廊下を三人で歩く。
「あれ、そう言えば今日の会議後どれくらい掛かるんだ?」
「あー…えっと、今日は御泊まりしていくそうですよ。明日の朝には帰ると聞いています」
「じゃあ二人で寝ようぜ、ベルリン」
「何言ってるんだこんちくしょーめが!!ベッラには他の部屋に泊まって貰うからな!!!」
「えーっ、それは無いぜお兄様…。ほら、俺とベルリンはいつも共に居なければいけな」
「私は一人で寝れますから」
「断固認めねぇ」
「お前だいぶめんどくせーぞ……って着いたな。仕方ないから入っていいぞ」
ふとロマーノさんが足を止める。目の前には少し大きな扉が。彼はその扉を乱雑に開けてはちょいちょいとまた手招きしてくれる。どうやら私達の談話会場に到着した様だ、いや談話するかどうかは推測の域だから知らないけど。取り敢えず二人揃って感謝の意を伝えては中に入って置いてあったソファーに座り込んだ。
仲良く談話タイム(?)の開始である。
結局この時間は三人が会議が終わり私達を探しに来るまで続いたがそれはそれは楽しかった。隣がたまに怖かったけれど気にしたら負け。
ラッキーアイテム
ベルリッツ
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーキャラクター
ギリシャ
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紅巴(プロフ) - ｼﾞｬｶﾞｲﾓﾋｨｰ!!!!さん» コメントありがとうございます~!!当方のプロイセンは愛の重さ100%でお送りしております(笑)冬ですからオランダさんのマフラーで暖まって下さいね(笑)更新のろまではありますが頑張ります! (2019年12月31日 0時) (
レス) id: e500d4b36f (このIDを非表示/違反報告)
ｼﾞｬｶﾞｲﾓﾋｨｰ!!!! - プロイセンさん愛が重い…すごい… そしてラッキーアイテムオランダさんのマフラーだやったー！← ベルリンさんピンチですね… 面白いです！ (2019年12月30日 23時) (レス) id: b8981481d5 (このIDを非表示/違反報告)
紅巴(プロフ) - 巫鳥さん» ありがとうございます……!!そう言って頂けて大変嬉しいです。のんびりではありますが更新頑張ります~!! (2019年12月30日 12時) (レス) id: e500d4b36f (このIDを非表示/違反報告)
巫鳥(プロフ) - 読んですぐ好きになりました！更新楽しみにしてます！ (2019年12月30日 1時) (レス) id: 92f83285a3 (このIDを非表示/違反報告)
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