【APH】今日も首都は大変なり。

お仕事しよう。後ろは気にするな。 ページ6

「姉さん。明日はイタリアと日本と会議があってな。イタリアの家でやるんだが運転任せられるか」
「Ja.安全運転且つ時間厳守で行く。サポートは任せろ」



どうやら明日はイタリアさんの家にていつものメンバーで会議を行うらしい。ということでまぁ秘書的な立ち位置にある私も大体は同行することになるため快く了承の返事を返す。まぁいつも行き慣れているイタリアだから特に問題はないだろう。……ただ一つだけ、物凄く可笑しいことがあるんだよなぁ…。



「お、イタリアちゃん家行くのか?久しぶりに会えるぜ、楽しみだな!!」


そう、私が何処か行くとこいつも同行することになるのである。可笑しいな、仕事が無いから一般常識的には家で待機の筈なのにうきうきしながら行く準備してる。この身体が今ほど憎たらしい事はない。何故こんな奴と離れられないんだ、私に過労で消えろとでも言っているのだろうか。…まぁそういう歴史だから致し方ないのだが。もう見ないふりだ。






「ケセセセセ、アウトバーン楽しすぎるぜーｯｯ!!」
「兄さん窓を開けないでくれ!!!」
「いやぁベルリンアウトバーンに行くと必ずスピード出しまくるだろ?だから楽しいんだよな」
「御願いですから凄い砂入ってくるので閉めて貰っても良いですかね!!!」
「ちぇちぇちぇのちぇー…」

現在はイタリアに向かう途中である。因みに走っている道路はかの有名な速度制限の無いアウトバーン。お陰様で時間短縮も出来るし速度上げれるしで良いこと尽くし。この道路を走る程車の運転で楽しいことはない。周りの車を追い越し、高笑いするプロイセンにドイツと二人で突っ込みを入れるという作業を繰り返していればあっという間にフランスの国境付近だ。



「ドイツ、明日の昼までに着ければ良いんですよね?…それにしても、車じゃなくて飛行機で行けば楽だったでしょうに」
「その、何だ。久しぶりに三人でドライブをしたくてだな…つい」
「ヴェスト…お前って奴は……!!流石俺の弟だ!!」
「べ、別に大層な事はしていないが…」
「すみません運転してるので立ち上がらないで下さいねー」

イタリアさんと日本さん。→←訴えたい。

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