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「〜〜ｯ、くそ、彼奴ら皆して何なんだよ。今日は輝かしい俺様の誕生日だって云うのに仕事だの何だの…。もう許してやんねーからな。それにベルリンにはまた主人が誰なのかしっかり調教し直さねぇと…」
ぶつぶつと文句を言いながら街中を歩む。今日は誕生日だというのについていない。弟であるドイツは仕事だと言って祝いの一言すら掛けてくれないし、ベルリンに至っては忙しいから家に居ないで貰えますかと拒否されて家から締め出された。幾ら何でも今日が主役であるプロイセンに対してのこの仕打ちは酷いのではなかろうか。
去年はこうじゃなかった筈なのになぁ、何という言葉をぼそぼそと呟いては唇を尖らせる。そう、去年は二人ともこんな冷たくなかったし、家で盛大な誕生日パーティーを開いたというのに。あの時は凄い楽しくてビールを飲みまくって皆で酔っていたというのにそれに比べて今年はどうだ。一月というまだまだ寒い外に一人寂しく放り投げ出され。これじゃあまるで自分が悲しい人みたいではないか。俺すげぇ悲しい。
「ちぇっちぇー…。もういい、俺一人で満喫しまくってやる」
折角の誕生日だ、彼奴らのことは気にせず特別な一日を満喫してしまおう。それにベルリンには罰と称して調教を施せば良い。彼奴は最近手放しにし過ぎたみたいだ。前の様な従順な俺の所有物に戻さなくては。そんな事をぼんやり考えつつもふらりふらりと色々な店を見て回る。色々な人々にお誕生日おめでとうございます、とにこやかに挨拶され、多くのプレゼントを貰ったが何故かそれだけだと到底満たされなかった。
＿＿＿＿＿＿
一方その頃、ベルリンは日本と共にとある店に訪れていた。
「すみません日本さん、わざわざ付き合って貰って……」
「いいえ、構いませんよ。それに今日東京さんに仕事を入れてしまったのは私ですし…。責任をとって私が」
「いえいえ、此方こそ…。遠いのに来てくださって」
両者謝りぺこぺこ礼をしながら店の品物を物色していく。実は、日本ではなく、姉妹友好都市である東京と一緒に回る筈だったのだが急に仕事が入って行けなくなってしまったらしい。その代打として抜擢されたのが日本だった訳である。東京の話によるとノリノリで承諾したとのこと。…何か企みがあるような気がしなくもないが、それは知らないふりをしておく。
「…あ、これなんかどうでしょう?」
「あっ、良いですね!」
「ふふ、でしょう?」
何が目的か、本当に見えないなぁ…。
▼→←▼Alles gute zum geburstag!!
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紅巴(プロフ) - ｼﾞｬｶﾞｲﾓﾋｨｰ!!!!さん» コメントありがとうございます~!!当方のプロイセンは愛の重さ100%でお送りしております(笑)冬ですからオランダさんのマフラーで暖まって下さいね(笑)更新のろまではありますが頑張ります! (2019年12月31日 0時) (
レス) id: e500d4b36f (このIDを非表示/違反報告)
ｼﾞｬｶﾞｲﾓﾋｨｰ!!!! - プロイセンさん愛が重い…すごい… そしてラッキーアイテムオランダさんのマフラーだやったー！← ベルリンさんピンチですね… 面白いです！ (2019年12月30日 23時) (レス) id: b8981481d5 (このIDを非表示/違反報告)
紅巴(プロフ) - 巫鳥さん» ありがとうございます……!!そう言って頂けて大変嬉しいです。のんびりではありますが更新頑張ります~!! (2019年12月30日 12時) (レス) id: e500d4b36f (このIDを非表示/違反報告)
巫鳥(プロフ) - 読んですぐ好きになりました！更新楽しみにしてます！ (2019年12月30日 1時) (レス) id: 92f83285a3 (このIDを非表示/違反報告)
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