恐怖襲来。 ページ16
何だかんや騒々しくも楽しかった時間はあっという間に過ぎ去って、気付いたら嵐の様にあの二人は仕事へ向かうと一言述べては慌ただしく家を出て行った。いやぁ、やはり彼ら、特にハンガリーさんはプロイセンと仲があまり良くないんだなぁ。いや、ある意味仲が良いのだろうけど。喧嘩する程何とやらと言うし。取り敢えずフライパンは強しだな。
「…兄さん、姉さん。すまないが、今日から二人に仕事がある」
「ふぇ?…そんな話聞いてねぇぞ……?」
「ふぇ、って…。女子か。……それにしても私はともかくプロイセンにも仕事だなんて珍しいな?一体何が…」
「……心して聞いてくれ、実は…」
今、リビングには重たい空気が漂っていた。何故かは知らない。が、ドイツが妙に緊張した顔で言うのだから果たして何か大変なことが有ったのだろうか。プロイセンと顔を見合わせ、何かあったかとアイコンタクトを取るも直ぐに何も無いと返ってくる。いやいや一体何があった。そんなにヤバイ仕事なのか?思わずごくりと唾を飲み込んだ。そして、じっと重々しく口を開くドイツを見守る。
「実は、ロシアから名指しで、兄さんと姉さんに手伝って欲しいと言われてしまってだな…。“昔は僕の家に居たんだから良いでしょ”と」
「………」
「なっ、姉さん!?しっかりしてくれ!!」
「俺は何があっても行かねぇ」
「兄さん、俺も交渉はしたが無理だった。来ないと呪い掛けるよ、とまで脅されてしまって。後それに…」
「俺の睫毛抜けるから嫌だぜ!!でも彼奴の呪いも嫌だ!!何とかして辞めさせろヴェスト……!!!」
「俺には無理だ!!それに、非常に言い辛いが…」
意識が吹っ飛んだよね。え、何で??何でロシアさんなの?ねぇ私何かしましたか。え、また分裂でもしなきゃいけなくなるんですかそんなの嫌だよ無理無理身体痛いもの!!
ぎゃんぎゃん叫ぶプロイセンと落ち着けと宥めに回るドイツを見守りつつも、どうやって逃げようかと画策する。これはどのタイミングで逃げ出すかが重要だな。そう、扉をちらちら見つつ作戦を立てていた私はふいの出来事に硬直してしまう。
「ふふ、ぎゃんぎゃん煩い声が外まで聞こえてるよ〜?プロイセン君は元気だね!…こんなに元気ならお仕事手伝ってくれるよね?」
「すまないがもう来ているんだ……」
「「ぎゃああああああ!!!!!!!」」
▼Alles gute zum geburstag!!→←元気で何より。
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紅巴(プロフ) - ｼﾞｬｶﾞｲﾓﾋｨｰ!!!!さん» コメントありがとうございます~!!当方のプロイセンは愛の重さ100%でお送りしております(笑)冬ですからオランダさんのマフラーで暖まって下さいね(笑)更新のろまではありますが頑張ります! (2019年12月31日 0時) (
レス) id: e500d4b36f (このIDを非表示/違反報告)
ｼﾞｬｶﾞｲﾓﾋｨｰ!!!! - プロイセンさん愛が重い…すごい… そしてラッキーアイテムオランダさんのマフラーだやったー！← ベルリンさんピンチですね… 面白いです！ (2019年12月30日 23時) (レス) id: b8981481d5 (このIDを非表示/違反報告)
紅巴(プロフ) - 巫鳥さん» ありがとうございます……!!そう言って頂けて大変嬉しいです。のんびりではありますが更新頑張ります~!! (2019年12月30日 12時) (レス) id: e500d4b36f (このIDを非表示/違反報告)
巫鳥(プロフ) - 読んですぐ好きになりました！更新楽しみにしてます！ (2019年12月30日 1時) (レス) id: 92f83285a3 (このIDを非表示/違反報告)
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