平成学園恋愛事情 (ページ10)

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side yb

「何でもないの‼」

そう言ったっきりそっぽを向いてしまった光。耳真っ赤....。可愛いなぁ♡....でもそろそろこっち向いてくれないと寂しい。貴重な昼休みが終わっちゃう。

「ひーかるっ」

「................。」

「ひーかちゃん♡」

「.....っ//....。」

「...、もう...こっち向いて？」

呼び方を変えてみてもダメで。(多少反応あったけど♡)遂には座ってた椅子ごと動かして目線を合わせる。また逆を向かないように右のほっぺたにそっと手を当ててみる。⚠in教室

「ぁ....////...っ..」

「...ごめんね。」

「、.....へ...？」

「今朝の、知念の頭ポンポンしたやつ...光が見たらヤキモチ焼いてくれるかなって思って、..わざと。」

「...」

「最近、俺も光も忙しくてあんまり一緒にいる時間なくてさ、でも別にお前何も言ってこないし。....実際どう思ってんのかなって思って.....。」

「、...それで、試すようなことしたわけ....?」

「ごめん...でもほんと可愛いかった...。」

「っ...........ばか/////....。」

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side hk

普段あんまり他人の頭を撫でたりとかしない薮だから、変だとは思ってたんだ。珍しいことしたと思ったら、相手は俺じゃないし。.......ていうか俺だって最近薮に構ってもらうのなんて少なかったのに。あったとしたって登下校くらいだし。頭撫でられるなんて以ての外だし。今日の朝は余裕があったから、それなりに甘かった気もするけど....。また行事の準備とかで忙しくなってきたら、ますます構って貰える時間なんてない....!

「.......や、やぶ...！」

「ん？」

教科書で顔を隠して、ほっぺたに小さなキスを落とす。薮とお付き合いするようになってもう2年以上経つけど、俺からキスなんて初めてのことで。ドキドキしながら薮の顔を伺うと、

「.....どうせなら口にしてくれれば良かったのに。」

「なっ...!文句言うな！は、初めてだったん...んぅっ//。」

「....はっ....。....別に、文句言ったわけじゃないよ？希望だよ。恥ずかしくてほっぺになっちゃうのも可愛いけど、俺は口が良かったんだもん。だから、した。」

「っ～～////。薮のあほっ！ここ教室だっつーの！//」

「顔に嬉しいですって書いてあるよ？(笑)」

「⁉書いてあるわけないだろ‼////」

「はいはい♡あー、可愛い.....あ、」

周りなんて忘れて存分にイチャついてたら、伊野尾がめっちゃこっち睨んでた。