高杉の女は、真選組に潜入捜査しているようです 2

箱* ページ3

万事屋の机に、大きな箱と一通の手紙が置いてある。

手紙の内容とは『この箱を12:00に万事屋さんの所へ取りに
来る人がいると思います。その者に渡してください。
また、報酬はその者が渡します。

絶対に中を見ないでください。』

新八「今の時間は…」

11:55

神楽「あと五分で持ち主が来るアルか…」

銀時「何が入ってんだろうなぁ」

三人はジッと箱を見つめている。

そこで、神楽が箱を開けようとした。

神楽「ちょっとだけなら大丈夫ネ」

新八「やめときなよ神楽ちゃん

爆弾とかだったらどうするの」

こんな雰囲気のなか、

万事屋に客が来た。

ピンポーン

新八「あ、は〜い」

ガラッ

A「荷物、届いてますか？^^」

新八「もしかしてあの箱はAさんのだったんですか！？」

A「そうですよ^^」

新八はAを中へ入れ、箱を渡した。

A「ありがとうございます。これ、報酬です」

Aは銀時に封筒を渡した。

銀時「こんなにくれんの！？サンキュー♪」

ちなみに、50万円です。

神楽「A〜

中には何が入ってるネ！？教えるヨロシ！」

A「潜入捜査用の女の着物ですよ」

Aは箱を開けて見せた。

神楽「本当ネ！！かわいいヨ！」

新八「それじゃぁ、お金も入ったことだし、

買い物に行ってくるね」

神楽「私も行くヨ！」

銀時「おぅ、気ぃつけてこいよ」

新八と神楽は買い物へ行った。


銀時「で？実際には何が入ってんだよ」

A「元に戻る薬と男になる薬」

Aは着物を箱から出して、その下にあった薬を見せた。

Aは元に戻る薬を飲み、女に戻って女の着物を着た。

銀時「高杉の所に戻らなくていいのかよ」

A「戻りすぎてもあやしまれるでしょ

それに、今日はお墓参りに行くのよ」

銀時「あぁ、先生のか。」

A「そういう事、じゃぁさようなら」

銀時「俺も一緒に行く」

A「は？一人で行きなさいよ」

銀時「いいだろ、別に」

A「…好きにしなさいよ」

Aは万事屋を出た。

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