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翌日、特ヒ課で俺たちは話していた。
高「 でもさ、タイヤなんて小説のネタに使っただけかもしれないよね 」
岩「 たしかに… 」
解剖も出来ず、鑑定の結果も足跡以外出なかった。
高「 第三者が二人を殺したか、二人が何かしら揉めて片方を殺してから自 殺をしたか… 」
ラ「 でも二人とも同じ状況で、同じ位置で死んでたんですよね 」
「 もし人を石にする能力だとしても、
鏡があれば不可能じゃないけど、死体の周りに鏡はなかった。
カーテンも閉まってたから窓ガラス越しに能力を発動するのも無理なんだよね 」
んー、と唸っていると、
ラ「 見てくださいこれ 」
ラウールが自分のパソコンの画面を俺たちに向ける。
ラ「 南アツキさん、" 明 (ｱｷﾗ)"という名前で小説家活動している有名な方なんですけど、ファンの人によると実は" 明 "は二人いるんじゃないかって噂されてるみたいです 」
岩「 二人で執筆…？ 」
ラ「 一作ずつ、作風が全く違うんです。
一作目に出した【水流の窓】っていう作品はシリアスものなんですけど、二作目の【春風パラグライダー】はコミカルもの、所謂ラノベ寄りの小説です。
これが、交互に出版されてるんですよ 」
明 が二人いる？
「 出版社に行きましょうか 」
と、Aの一言で、俺たちは出版社へと向かった。
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「 こんにちは、連絡した特ヒ課の者です 」
そう言って受付に警察手帳を見せて返事も聞かずにズカズカ進むA。
課長はいつもの如く、受付に説明をしている。
俺たちはエレベーターで12階に向かった。
12階へ着くとそこはかなり広い部署のようで、たくさんの人がオフィス内を駆け回ったり、コピー機の大きい音がフロアを埋めていた。
入口の1番近い人に声をかけた課長。
暫くすると、眼鏡をかけた男の人が無愛想に俺らの案内をした。
男「 このパソコン、このデスク全部明のものを集めてあるんでご自由に使ってください 」
「 どうも 」
珍しくお礼を言ったAに俺たち全員が驚いていると、
「 「 痛っ！ 」」
叩かれた。
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ひらひら(プロフ) - 元々SPECなどが好きで、作品・予告動画の雰囲気が大好きです…！続編の公開もお待ちしております…！素敵な作品をありがとうございます！ (2023年2月1日 15時) (
レス) id: c4466634c3 (このIDを非表示/違反報告)
tama0802(プロフ) - 大好きです！無理せず頑張ってください！ (2022年3月19日 20時) (レス) id: 79f1409eb9 (このIDを非表示/違反報告)
Kagarizukikosam(プロフ) - めちゃ面白かったです、！！ 更新待ってます…！！ (2021年7月18日 16時) (レス) id: 03554a3892 (このIDを非表示/違反報告)
Snow(プロフ) - 続編待ってます^_^ (2021年7月4日 21時) (レス) id: 066d296756 (このIDを非表示/違反報告)
Bear(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！続編も楽しみに待ってます！ (2021年6月24日 14時) (レス) id: 3daf0f2645 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：b.
| 作成日時：2021年3月20日 19時
