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岩「 ばっ、 」
馬鹿野郎、課長に向かってそう言いかけるほど信じられなかった。
課長が選んだ道は、自 殺同然。
しかし、
ヒ「 なんで…？！ 」
課長に、ヒョウの能力は効いていなかった。
俺にも何故か分からなかった。
ヒョウはターゲットを俺に変えようと、瞬時にこちらを振り返ろうとした。
課長はそれをさせまいと、ヒョウの目を覆う。
俺は、気づいたら、ヒョウに向かって走っていた。
そこからの記憶はない。
気づいたらヒョウは俺の前に倒れていて、課長が近くにあった布でヒョウの目を隠していた。
高「 お見事だよ、岩本くん 」
俺の拳に血が着いている。
きっと殴って蹴ってヒョウを倒したんだろう。
俺のSDFの頃に叩き込まれた本能が勝手に働いたのか。
放心状態になりながらも、課長に聞いた。
岩「 何故、課長には効かなかったんですか 」
高「 え？ 」
岩「 ヒョウの能力 」
高「 …ああ、俺ね、" 目 " が良いんだ 」
そう笑う課長はよく見たら珍しく眼鏡をかけていなかった。
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暫くしてラウールとA、それから他の警官たちが駆けつけた。
Aがなぜ俺たちの危険を察知したのか、全て説明してくれた。
明は、島田と南アツキの2人ではなかったのだ。
実際は島田と南ヒョウの二人。
詳しく言うと、南アツキのゴーストライターが南ヒョウという訳だ。
ヒョウは文章力があるものの想像力に欠けていた、アツキはその逆。
それを補うために、アツキの名前でヒョウが小説を書いていた。
しかし、アツキが突然、
「もう1人、明を増やす」
そんなことを言ったのだ。
ヒョウは特に気には止めていなかったが、小説がヒットするにつれ、アツキの自分勝手な性格がが顕著に現れ始めた。
アツキ名義であるばかりに、ヒョウが書いた小説なのに授賞式やパーティには全てアツキが参加。
酒を飲むと性格が変わるのか、度々の暴力にヒョウの限界は近かった。
そんな時、ヒョウはアツキと島田のやり取りを見る。
それが、俺たちが見たあのLINEのやり取りだった。
自分が書いている訳でもないのに大きな態度をとるアツキに苛立ちを憶え、
殺人に至ったという。
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ひらひら(プロフ) - 元々SPECなどが好きで、作品・予告動画の雰囲気が大好きです…！続編の公開もお待ちしております…！素敵な作品をありがとうございます！ (2023年2月1日 15時) (
レス) id: c4466634c3 (このIDを非表示/違反報告)
tama0802(プロフ) - 大好きです！無理せず頑張ってください！ (2022年3月19日 20時) (レス) id: 79f1409eb9 (このIDを非表示/違反報告)
Kagarizukikosam(プロフ) - めちゃ面白かったです、！！ 更新待ってます…！！ (2021年7月18日 16時) (レス) id: 03554a3892 (このIDを非表示/違反報告)
Snow(プロフ) - 続編待ってます^_^ (2021年7月4日 21時) (レス) id: 066d296756 (このIDを非表示/違反報告)
Bear(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！続編も楽しみに待ってます！ (2021年6月24日 14時) (レス) id: 3daf0f2645 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：b.
| 作成日時：2021年3月20日 19時
