◎ ページ39
―如恵留side.―
そんな話しが出たものの、バタバタして結局マネージャーと話す時間もなく撮影が始まった。
「やぁの！！！！！あっ、、。」
普段撮影中は静かに待ってる松倉の大きな声が突然聞こえてきて一旦撮影を止める。
声のする方を見れば、松倉と、例のスタッフこと中野さんがいる。
「どうした？なんかあった？大丈夫？」
「ごめんさい、、さつえいちゅうにおおきいこえだしちゃった、、」
「大丈夫だよ？身内しかいないようなもんだし、ちょうど1本撮り終わったところだから。」
「といれ、、」
「トイレ行きたかったのか。お話する前にトイレ行こ。」
「俺もちょうどトイレ行きたかったし一緒に行くわ。」
「じゃあここで一旦トイレ休憩挟もうか。」
俺らの様子を見守っててくれたスタッフさんから声がかかり、みんなでゾロゾロトイレに行く。
「さっきさつえい、とめちゃってごめんなさぃ。」
「そんな落ち込まなくて大丈夫だから。ね？」
「なんか嫌なことあった？」
「んー、といれ、いきたいってまねーじゃーにいったら、いっしょにいってくれるっていったけど、でんわきちゃって、ちょっとまっててって。だから、でんわおわったら、いっしょにいこうって、まってたのに、なかのさんが、つれてってあげるって、うでひっぱるから、おおきいこえだしちゃった。」
「そっか。嫌だったね。でも、嫌だなって思ったら、大きい声出すのは正解だよ？今の松倉じゃ絶対力ではかなわないからさ。」
「しょっか。」
その後、部屋に戻って、中野さんには、事務所のトイレは男子トイレと女子トイレしかないから、トイレはマネージャーが連れていくと伝えれば、納得したようなしてないような感じで話は終わってしまった。
そこからは特に何事も無く撮影も終わって、チーフだけ呼び出して伝える。
「うーん、、俺らも気をつけて見ておくけど、それだけじゃなんとも言えないな。むしろ好意的にさえ感じる。まぁでもトイレの件はあれだけど。」
「でも、YouTubeの撮影日じゃなくても、みんなが仕事の時クラ、家で預かりますよとか言ってくるんだよ？」
「確かにマネージャーでもないスタッフにそれを言われると少し気持ち悪さあるけど、もしかしたら本当に善意かもしれないしなぁ。難しいな。」
「まぁ、そうだよね。とりあえず報告までってことで。」
「了解。マネージャー陣にはそれとなく共有しておくから。」
「よろしくお願いします。」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
睡眠(プロフ) - 風さん» コメントありがとうございます！考えてみます。気長にお待ちいただけると嬉しいです。 (10月17日 22時) (
レス) id: 1f31f14422 (このIDを非表示/違反報告)
風 - 2歳児モードで、お漏らし系はいかがでしょうか！ぜひ読みたいです。 (10月16日 21時) (レス) id: ca741c3798 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：睡眠 | 作成日時：2023年6月25日 0時
