Green Bird (ページ22)

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全てを話した。

仕方の無いこと、と全てを諦めた。

「じゃあ、あいつの気持ちはどこに行くんだよ」

ラウールのことなんて考えずに、自分勝手に。

「私は、伝えない。言うだけ無駄だから。」

その瞬間、

「無駄とか言うな！！」

初めて、めめに怒鳴られた。

「あいつが、今までどんな気持ちでお前と一緒にいたか、」

「 …ラウールはずっと……ずっと五年前言われたお前の言葉が忘れられなくて、あの日、お前に告白をしようとした」

「 ……お前が倒れて……でも、どんなAでも大好きだって言った」

「あいつの気持ちまで無駄にすんなよ……… 」

泣きながら、訴えるめめは、ずっと私の目を捉えて離さなかった。

「だから、……もう、諦めるとか、二度と言うなよ」

「 ………めめ、ごめん」

「謝るとか、いいから」

「 ………ありがとう」

私にそう言ってくれためめに、私はいつまでも感謝し続ける。

今、ラウールに、伝えたい。

こんな私でも、側にいてくれる？

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