今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:120,883 hit
小｜中｜大
17 ページ18
.
「 めめは、Aが病気ってこと、知ってたんだ、 」
「 ……あぁ、 」
めめがAの病気を知ったのは東京に行ってすぐのこと。
Aが打ち明けたらしい。
今、Aの病室に集まっているのは、全員僕の知ってる人であり、Aの知ってる人。
ふっかさん、さっくん、翔太くん、舘様、康二くん、めめ。
みんなは、Aが病気であることを知っていたみたい。
「 Aが、ラウールには隠したいって言ったんだ。俺らは、どうせバレるって反対したけど、聞かなかった。それが去年の、夏頃。」
ふっかさんが、ぽつりと話す。
去年の夏、僕が初めて、お出かけに誘った時。
僕が君のことを考えていた間、君はずっと悩んで、苦しんでたんだね。
「 A……っ、うっ、 」
なにも、君にあげてない。
追いつこうと必死で走って、君のことを見ていなかった。
自分のことしか、考えていなかった。
「 ラウール、よく聞いて 」
阿部くんが僕の前に来てこう言った。
「 Aの病気は、命に関わる。 」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 172人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：a.
| 作成日時：2020年2月15日 15時
