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好きなんだと思う、阿部くんが。
今までの行動、言動が計算でも、計算でなくても。
惚れたが負け、とはまさにこの事。
だというのに、体育祭から随分と時が経って、あっという間に冬になった。
センター試験を受けない人と、センター試験を受ける人は別のコースにわけられたため、阿部くんとは全く会えていない。
あれから私は入試を終えて、無事、調理専門の学校に通うことになった。
背中を押してくれた阿部くんに、伝えたいのに、1度も会わない。
というか、連絡先も知らない。
渡「 あ、Aちゃん 」
教室で一人項垂れていると、廊下からどこかで見覚えのあるような人が私の名前を呼ぶ。
「 なんでしょう？ 」
わかった、渡辺くんだ。
同級生からは明るくて面白いと言われ
後輩からは面倒見が良くてイケメンと言われ
先輩からはかわいくて守ってあげたくなると言われる、あの渡辺くん。
そのお隣にいるのは、面白くてカッコイイ上に先生にまで好かれている深澤くん。
渡「 ほら、ふっか 」
深「 えっ、俺？ 」
渡「 うん 」
深「 …あの、LINE交換していい？ 」
「 …あぁ、私で良いなら… 」
深「 Aちゃんがいいの！ 」
渡「 ぶっ 」
渡辺くん吹き出したし、深澤くんとは全然目が合わない。
渡「 この間のリレー見たよ、まじかっこよかった 」
「 恥ずかしいところを… 」
渡「 なんで？めっちゃ速かったじゃん、涼太も褒めてたよ 」
涼太さんが誰かは存じ上げないけど、褒めてくださったのは素直に嬉しい。
その後、連絡先を交換し終えると、受験の話になった。
どうやら、2人とも既に受験は終えてるらしい。
渡「 Aちゃんは遠い学校いくの？ 」
「 私は近いよ、新宿 」
深「 新宿の調理専門って 」
渡「 涼太と一緒じゃん 」
先程から登場している涼太さん。どうやら調理専門、しかも私と同じ学校に行くらしい。
宮「 俺がどうしたの？ 」
深「 おお、舘様 」
と、そこに涼太さん登場。
宮「 コースは違うんだね、来年からよろしくね 」
話しているうちに、とんでもなくいい人だということがわかった。
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a.(プロフ) - あっぽいさん» お読みいただきありがとうございます。すごく嬉しいです！ (2020年2月24日 5時) (
レス) id: 7eee031c3a (このIDを非表示/違反報告)
あっぽい - コメント失礼します！あべベが可愛いです！最高でしたぁ！ (2020年2月23日 18時) (レス) id: 2e27670cb5 (このIDを非表示/違反報告)
a.(プロフ) - 志帆さん» お読みいただきありがとうございます、書いていて、すごく悩んだんですがやはりそちらの方が正しかったですね、！直しておきます！ありがとうございます！ (2020年2月12日 9時) (レス) id: 7eee031c3a (このIDを非表示/違反報告)
志帆(プロフ) - めっちゃきゅんきゅんしました〜！！！！！ひとつ突っ込んでしまったのはI love youを月が綺麗ですねと訳した夏目漱石は古典の分野ではなく現代文の分野の人だ〜って思ったけどきゅんきゅんには勝てなかった、、今まで読んだあべべの小説の中で1番好きです！！！ (2020年2月12日 1時) (レス) id: 247291dadd (このIDを非表示/違反報告)
a.(プロフ) - どさん» お読みいただきありがとうございます、素敵な褒め言葉とても嬉しいです、ありがとうございます、！ (2020年2月12日 1時) (レス) id: 7eee031c3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：a.
| 作成日時：2020年2月11日 14時
