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4月24日
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Aが言った通り次の日の18時、丁度雨は降り出した。
Aに傘を持っていけと言われたから折り畳み傘を持ってるけど、マネージャーに送って貰うから要らなかったなあ…
そんなことを思いながら、リハ終わり。
カバンに荷物を詰める。
この後はみんなで照の病院へ行く予定。
「 そろそろ出れる？ 」
「 忘れ物ないか確認した〜？ 」
阿部ちゃんと佐久間がそう言って、もう一度みんなが荷物を確認したあと、
「 お疲れ様でした 」
そう言って、照の病院へと向かおうとした時。
「 ふっかさん 」
小さい声で、俺の名前を呼んだのは、ラウールだった。
「 どした？ 」
「 …ちょっと、話したいことが 」
「 …わかった、みんな先送って貰って！俺たち電車で行く！ 」
「あ〜い」と翔太の気の抜けた声や「気をつけてな〜」と優しく気遣ってくれる康二たち。
俺とラウールを残し、メンバーは照の病院へといった。
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Raul
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聞くなら今しかない、そう思い、部屋を出る時にふっかさんを呼び止めた。
楽屋には僕とふっかさんだけ。
「 それで、話したいことって？ 」
ふっかさんが優しく聞いてくれるけど、どう尋ねたらいいよかがわからない。
「 …ふっかさんは、頼もしい人です 」
「 最年長で、いつも僕達に優しくて、でもダメなところは叱ってくれて 」
「 真っ当に僕に向き合ってくれるふっかさんはとてもかっこいいです 」
「 …なにか、隠してることを教えてくれませんか 」
いきなり、そういってしまったのはまだ僕が大人になりきれてないから。
僕は「しょうがねえな、全くラウは」と言って頭をわしゃわしゃとするふっかさんを期待していた。
でも、
「 …ごめん 」
初めて見る、こんなにも苦しそうな顔。
否定も何もしない、ふっかさん。
「 今は、どうしても教えられない 」
「 ただ、これだけ信じて 」
「 お前たちを悲しませるようなことは何一つないから 」
そういったふっかさんに、少しショックを受けたと共に、安堵している自分がいた。
きっと、いつかふっかさんが話してくれる、
そう信じて。
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a.(プロフ) - ちなこさん» 読んでいただきありがとうございました、感動したと言っていただけて本当に嬉しいです、こちらこそありがとうございます^^* (2020年7月16日 14時) (
レス) id: b266b51c87 (このIDを非表示/違反報告)
a.(プロフ) - ソニックマニアさん» 読んでいただきありがとうございました、初めてファンタジーのお話を書いたので不安だったのですがそう言っていただけて本当に嬉しいです^^ (2020年7月16日 14時) (レス) id: b266b51c87 (このIDを非表示/違反報告)
a.(プロフ) - クレーンゲームに住む化け物さん» お読みいただきありがとうございました^^ (2020年7月16日 14時) (レス) id: b266b51c87 (このIDを非表示/違反報告)
ちなこ(プロフ) - すっごくすごく素敵で感動しました。素敵な時間を過ごせましたありがとうございました (2020年7月14日 1時) (レス) id: 3adce2c6d7 (このIDを非表示/違反報告)
ソニックマニア(プロフ) - はじめまして。ファンタジーは読み進まないことが多いのですが、とても読みやすく最後まで一気に楽しませていただきました！他の作品ものぞかせていただきますね(^^)ありがとうございました。 (2020年7月13日 7時) (レス) id: 8e1cd423bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：a.
| 作成日時：2020年7月12日 18時
