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風邪が治り、3日ぶりに学校へ行く。
「 A！大丈夫？ 」
1番に教室に入って、しばらくするとさっくんがやってきた。
「 うん、もうすっかり 」
よかった〜、と自分の席にカバンを置いて、こっちに来るさっくん。
その様子はいつもとどこか変で、
「 さっくん、どうかしたの？ 」
なにやらそわそわしているさっくんに、そう聞いた。
「 あっ、いや、なんて言うかな 」
なにやら言いづらそうにしている。
もしかして、
「 ミコトちゃんのこと？ 」
そう聞くと、図星をつかれたのか、
「 ……うん、 」
そう頷いた。
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「 大丈夫？とか軽々しく聞けなくて…しんどくて本誌読めてるかもわかんなかったし 」
さっくんはミコトちゃんのことについて話すべきか悩んだらしい。
私の推しだから、変に慰められない、と。
優しいな、さっくんは。
「 でも！まだ、ほら、わかんないし… 」
さっくんもミコトちゃんの事が心配なようで、
私と同じくらい落ち込んでいた。
そりゃそうだよね、推しの幼馴染なんだからさ。
「 …強く生きよう、来週からアニメ二期だし、
ってか、今日衣装の応募結果わかるよ！ 」
そう言われて気がついた。
そういや今日はぬいぐるみの衣装の再販。
「 えっ！今日か！何時だっけ、12時？ 」
「 そう！12時！ 」
危ない、私としたことが。
ミコトちゃんのことが辛すぎて頭から飛んでた。
今日の四時間目は…現代文。
そういやクレライの当落も現代文の時だったな、と思っていると、
「 また現代文だね〜 」
と私の前の席に座り、向かい合わせになるさっくん。
「 テストあったらやだな〜 」
と机に項垂れるさっくんは、
「 ん？ 」
いつもと、
「 あ、いや 」
違って見えた。
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ali(プロフ) - 他担なのですが読むとさくまくんの声で脳内再生されて心臓がぎゅーってなりました。他の作品も読ませて頂きます！これからも無理せず執筆してくださいね！ (2021年2月6日 3時) (
レス) id: 120cec0860 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：b.
| 作成日時：2021年1月31日 18時
