[妖怪学園Y] 蛇王カイラの魂を持つ者は、Y学園にいます！！Part２ (ページ24)

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　第6話ページ24

カイラ「・・・！・・・！A！」

『・・・カイラ？』

カイラ「(A、大丈夫か？)」

『(大丈夫だよ。)』

辺りを見回すと私達は、照明がカチカチと点滅し、両側には一定間隔で閉ざされた扉がズラッと

並んでいる場所にいるようだ

ジンペイ「ここは？」

執事「ここは、花子様が怨霊になられた時の状況を再現したトイレでございます。」

コマ「てことは、花子さん伝説誕生のトイレ！？」

執事「それでは、ご覧ください。」

すると、辺りが暗くなり、スクリーンが正面に現れた

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［映像］

私は花子。人間だった頃は、放課後の学校でお友達とかくれんぼをしていました。

＜あれ？花ちゃん、まだ見つからないの？＞

＜知らない。もしかして自分が消えちゃったのかな？＞

＜あの子、色んなもの消すんだもん＞

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執事「そう。人間だった頃から、花子様は不思議な力をお持ちだったのです。

ですので、あの日もお友達は心配なさらずに帰ってしまいました。

そして・・・・・」

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夜になっても誰も見つけてくれない。怖くなった私は、トイレのドアを開けて飛び出しました。

しかし・・・

＜早く友達に会いたい＞

その気持ちが、知らず知らずのうちに能力を発動させ・・・

ドアの外の空間を消してしまったのです。

［映像終了］

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執事「それ以来、怨霊になった花子様はお友達を求めて、全国のトイレに出没するように

なったのです。」

映像が終わり、部屋の照明に光が灯る

リュウスケ「可哀想な過去だな・・・」

『寂しかったんだね・・・』

私の目には、涙が浮かんでいる

ジンペイ「だからって、テレビから人を攫って良い事にはならないぞ・・・！」

フブキ「だから、花子さんはテレビから出ないから！」

カイラ「(何度繰り返すんだ・・・)」

『(そうだね・・・)』

私とカイラは呆れていた

メラ「そんな事より、早く花子さんに合わせて貰おうか！」

執事「畏まりました。」

歩き始めた執事さんに、私達も後ろに付いて歩き始めた