【リレー小説】スカイハイ転生学園！～イースター編～ (ページ6)

今日:11 hit、昨日:5 hit、合計:8,491 hit

生徒会の一員として【四季冷夏】ページ6

うーむ。イースターか。楽しいんだけどさ、ね。疲れるもん。
生徒会役員も、転生部員も忙しいし。
っていうか真面目に企画書読んで無いの私だけ？

やっば。
部室にある窓を眺めていると、風に当たりウトウトし始める。

こっくりこっくり３回ほどしていると「ちょっと！冷夏！ちゃんとしてよ！もう！」

ハッ！だ、誰だ？
ああ。めーちゃんか。ごめんごめん。真面目に読むよ。読むよ…多分。

ぱらりとやる気のない音を立てる。
顔ごと下を向いて読んだり、企画書を持ち上げて読んだり、春風と戦いながら読んだり。

ああ、めんどくさい。
みんながチラチラ見る。「何どうしたの？」

シーンという沈黙。
え？無視？酷くない？と思って顔を上げてみる。
呆れ笑いが広がっていた。クスクスという音やふふっという音。
なんかバカにされてそう。「ねぇ、めーちゃん何？この笑い。」

また笑っている。えー、もうなんなのよっ！
「冷夏、あんたやる気のなさ全開。」うそっ！あり得ないよ～。
「違うよ～。ねえ！」

シーンとしてから、また笑い。
「違くないでしょう。みんな笑ってるじゃない。」
えー。ひどっ！

ふんだっ！もういいもーん。
ドスンッと座り、パチンと顔を叩き、睨むような目をして読む。

「ちょっと四季、うるさいぞ？」え？
先生だ。忍び笑いが漏れ、「はーい、すみませーん」

まっ、これはこれでいいか。楽しいしね。

よぉし頑張るっきゃないよ！
この、スカイハイ転生学園の生徒会役員としてね。
四季冷夏、頑張ります！